排水口の詰まりを掃除する「パイプユニッシュ」を使用すると排水管が劣化するというツイートが投稿され、物議を醸しています。
そのツイートは実はデマだったといわれていますので、今回の記事では、パイプユニッシュの配管劣化がデマである真相について迫ってみようと思います。
Twitter上で、「パイプユニッシュを使用すると配管が劣化する」というデマツイートとも思われる投稿をした「ながら@magnolia_cage」という人物に注目が集まっています。
ツイートは「業者さん複数で来られたんだけど、揃いも揃って『パイプ○ニッシュ嫌いなんですよ』と主張されたので、ガチなんだな…と。 配管触ってみてやわらかかったら確実に劣化してます、破けます、とのことなのでみんな気をつけろ…」というものでした。
また、このツイートに付け足す形で、「とりあえず、大量の水で一気に流す、というのがポイントらしい。」ともツイートされていました。
さらにながらさんは、以下のように続けます。
「パイプ〇ニッシュ使わなくても、バケツ一杯の、配管が金属製なら40℃前後のお湯、プラスチック製なら水を流せば、全部通りますから!」とのことなので、ふぉろわさんに周知しとくね…。」
「職場が大規模修繕に入るのだけど、やってきた業者さんが「パイプ〇ニッシュ、ホンマに止めてほしいんですよね」て力説してはった。使うと配管の劣化がものすごいそうな。頻繁に使う一般家庭だと、5年で配管総取替になることもあるらしい。」
これが真実であれば、大問題となりますが真実はいかがなものなのでしょうか…。
頻繁にパイプユニッシュを使用している家庭の配管というのは、パイプユニッシュを使用することによって劣化してしまうことになりますよね。
同社は公式サイトでも「『パイプユニッシュ』って便利だけど、使い続けたらパイプ自体を傷めてしまうの?」というクイズを掲載しており、質問の答えは「問題ない」とのこと。
「一般の排水管には腐食に強い材質が使われています。水道、下水道などの正規の工事業者によって使用されている排水管なら、どれも問題ありません」と、説明されていることが明らかになっています。
ただ、「『パイプユニッシュ』を排水パイプに注いで放置しておく時間って、長ければ長いほど効果があるの?」というクイズの正解は「NG」でした。
取れた汚れは下に移動するため、長時間放置すると固まり、かえって途中で詰まってしまう恐れがあるというのです。
ということで、Twitterの情報がデマだったことが判明。
パイプユニッシュを製造販売するジョンソン株式会社によれば毎日使用しても問題もなく、配管が劣化したとう情報は一切入ってきていないということが明らかになったからです。
そうは言っても、配管の塩化ビニル樹脂は耐熱性には弱く、85度以上もの熱湯をかけると劣化する原因にもなるそうなので、カップ焼きそばの茹で汁やパスタを茹でた後の汁などを直接捨てるという行為の方が配管劣化につながるというのです。point 288 | 1
さらに、公式からも注意喚起がされておりますが、パイプユニッシュを使用後そのまま放置して水で流さなかった場合にも、劣化することがあるのだそうです。
ツイッターのながらさんが指摘した業者というのは、「熱湯などにより経年劣化していた×パイプユニッシュを水で流さない=パイプユニッシュで配管が劣化した」と勘違いしてしまったのではないでしょうか?…
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