静岡県牧之原市で、こども園のバスに3歳の女の子が置き去りとなり死亡した事故。バスを降りる際の人数確認について、運転していた園の理事長は「同乗していた70代の女性職員がするものと考えていた」と話している事が分かりました。
【関連記事】【批判】“バス置き去り”3歳女児死亡、「園児全員の降車確認せず」もシステム上は「登園」していた…
静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」が会見を開いたことで判明した数々のずさんな管理体制。会見では杉本智子副園長が今回のいきさつを説明し、記者から「運転手として園児が(バスに)残っていないかどうか、なぜ確認しなかったのか?」と聞かれた際には、
当日バスを運転していた園長兼理事長の増田立義氏は「いつも(バスの運転を)やっていなかったので、運転をすることに不慣れだった。普段バスの運転をすることがそんなになかった。バスの運転手さんにはいつも言っていたが、自分自身が言うだけでやることに不慣れだったと感じている」と謝罪。
続けて、今回亡くなった河本千奈ちゃん(3歳)について「一番最後に乗るお子さんで、チェックミスがあった。乗車時は欠席ではなく、登園されていることがアプリで記録されていた」述べ、保護者の前で謝罪の言葉も述べました。
静岡県は毎年、県内の保育施設に指導監査を行っているとのこと。福岡県中間市の保育園で昨年7月に男児(当時5歳)が送迎バスの車内に取り残されて死亡した事件を受けて、昨年11月には川崎幼稚園に対しても送迎状況などを確認したが、口頭でのチェックにとどまり、マニュアルの有無などは把握していなかったといいます。本当に二度とあってはならない事故です。
ネット上ではこんな声があがっています。
「こういった事件が起こるたびに、本当に悲しくなります。朝元気に送り出した子供が帰らぬ姿になる。考えただけでも恐ろしいです。」
「あってはならない事なのは事実だし起こしてしまった事に対して責任も取らなければならない。」
「不慣れだからこそしっかり職務を遂行するのでは?」
[著作権者VONVON /無断コピー、無断転載および再配布禁止(違反時の法的措置)]