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「ZERO」村尾キャスターVS安倍首相!犬猿の仲になった原因とは?


2006年より「ZERO」のメインキャスターを務める村尾信尚氏は、日本の内閣総理大臣である安倍首相と犬猿の仲だと言われています。そもそもニュースキャスターと総理大臣の関係がなぜ悪くなるのか、疑問に感じる方もいるかもしれません。しかも村尾キャスターは温和で知られる人物であり、安倍首相も決して気が短い人柄ではありません。
実は報道番組においてこの二人が対談をした際、お互いがヒートアップする事件が起きたのです。

写真:ntv.co.jp

◼︎村尾キャスターと安倍首相の激闘を振り返る

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写真:matome.naver.jp

事件が起きたのは日テレ系列で放送された「ZERO」の総選挙特番です。「ZERO」は安倍政権に対して批判的ではなく、どちらかというと好意的に報道していた側の番組でした。
ここで村尾キャスターは女性を活用することに関して、具体的な数字を国民に示していただきたいと尋ねます。すると安倍首相は「できるわけのない数字をあげるのは民主党が行っていたことです」と民主党批判を交えて言い返しました。
続けて村尾氏が実質賃金が減少していることを指摘すると、安倍首相は苛立ちながら「実質賃金が下がったとしても意味のないことです」「ボーナスは増加傾向にあります」と答えました。
答弁の途中でには耳につけていたイヤホンを外し、村尾氏の呼びかけを無視して一方的に喋り続けたのです。これには村尾氏を始め、スタジオ全体も騒然とする事態に陥りました。
自分の話を終えた安倍首相は再びイヤホンをつけますが、そこへ村尾氏が「働いている人の7割は中小企業に勤めています。中小企業の賃上げをする余裕はないんですか?」と問いかけます。すると安倍首相は再びイヤホンを外し、「あなたのように批判をしているだけでは何も変わりません」とキャスターを批判しました。
村尾氏も当然ながら反論し、「私は一切批判はしていません。プラス成長についての可否を尋ねているんです」と叫びました。ところが首相はこれを完全に無視したのです。point 598 | 1

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写真:excite.co.jp

◼︎村尾キャスターと首相はなぜ揉めたのか?

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写真:twitter.com

「ZERO」への出演で憤慨した安倍首相は、報道局解説者が他の質問をしようとしたものの、「音がうるさいです」と言いながらイヤホンを付けず受け流し、そのまま番組は終了してしまいました。
中継が切られてしまった「ZERO」スタジオはお通夜のような状態になってしまい、温和な雰囲気の漂う村尾氏も珍しく憤りを露わにしていました。
番組のテロップには「首相の経済戦略は限界か?」との文字が載っていたものの、解散した意義や憲法の問題などナイーブな箇所を突っ込んだわけではなく、決して村尾氏も批判的に質問をしたわけではありませんでした。
ただ単に具体策を聞いただけだったのですが、安倍首相は不満を露わにして番組を後にしたのです。
実はこの態度には伏線がありました。首相は「ZERO」へ出演するまでに多数の報道局に生出演しました。そして厳しい質問を投げかけられ、その度に苛立ちながら答えていたのです。
そして最後の出演となったのが日テレの「ZERO」だったわけです。これまで出演した番組で精神的に参っていた安倍首相は、それほどキツイ質問をしていない村尾氏の発言が想像以上に堪えてしまい、結果的に不機嫌な状態になってしまったのでしょう。
キャスターに何か問題があったわけではありません。出演する番組の順番で「ZERO」が最後だったことにより、村尾氏と首相が犬猿の仲になってしまったというわけです。point 596 | 1

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写真:25ans.jp

◼︎まとめ

総選挙特番で村尾キャスターと安倍首相は激論を交わし、結果的には犬猿の仲と言われるほどに関係が悪化してしまいました。その原因はキャスターの質問が厳しかったわけでもなく、番組が安倍政権に対して批判的だったわけでもありません。
安倍首相が出演したその日の最後の番組が「ZERO」だったことにより、厳しい質問を受け続けていた首相が敏感になってしまっていたのです。本当は友好ムードで番組を終えるはずでしたが、ちょっとしたボタンの掛け違いによりこのような事態が生み出されてしまったのでしょう。point 305 | 1

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