ワタナベエンターテインメントは1日、詐欺グループの忘年会での闇営業が発覚したお笑いコンビ「ザブングル」の松尾陽介(42)と加藤歩(44)について、謹慎処分を下していましたが、謹慎期間については8月末までとし、早ければ9月に仕事復帰する見通しであることを発表しました。
これは、同事務所が受領したギャラの額などの詳細を本人らに聞き取り調査した結果に基づいているとみられており、今後の対策についても初めて明らかにしました。
ナベプロがマスコミ各社に宛てた文書によると、2人は闇営業の仲介役だったカラテカ入江慎也(42)から7万5000円ずつギャラを授受していたことが判明しました。これについてはやはり所得として申告していなかったとのことです。
しかし、先月6日の問題発覚当初の聞き取り調査で、金銭を受け取ったことを申告したため、同社もすぐに発表する予定だったといいます。
以下、ナベプロのコメントとザブングルに与えられた最終処分についてです。
「弊社の指導と共に既に警察庁出身でコンプライアンスを専門とする弁護士によるサポート、アドバイスを受け、両名のコンプライアンスの意識をより高め、徹底させるように致しました」
「今一度コンプライアンスの意識を徹底させるべく、現在、上記のコンプライアンスを専門とする弁護士をはじめ、警察関係者も含めた弊社の社内セミナーを実施するよう調整中で、そのセミナーの内容等に関し、近日中に警察関係者と打ち合わせを行います」
また、ギャラの申告については、「適切に税務申告を行っていないことが分かったため、既に税理士を通じて
修正申告を致しました。加えて、両名が受領した金銭については、然るべき団体にお支払いするよう、その支払先について警察関係者等を交えて協議をしているところです」とコメントしており、闇営業のギャラについては税理士を通じて修正申告を済ませているとのことです。
謹慎期間についても8月末までと今回の闇営業問題に絡む芸人の中で初めて判断となりますが、ザブングルの謹慎期間を8月末までとしたのは、2人が社会貢献を行うことを申し出たことなどを考慮したといいます。
ザブングルは約2カ月の謹慎中、ボランティアに取り組む意向を示しているとのことで、現在、ボランティア先を探しているとのことです。
ザブングルの復帰についてネット上では以下のようなコメントが寄せられています。
「吉本の芸人と比べると彼らは本当に被害者だから、復帰は妥当。修正申告と返金対応を行なってるだけ十分反省してる。吉本は謹慎にしたけど修正申告と返金についてはダンマリだけどやる気ないの?」
「素直に応援したい。奉仕活動は、小さいことから始めてほしい。」
「家族いて2ヶ月も稼げないのは大変だと思うけど禊をして戻ってきてほしい。」