先月19日に、ブラジルのリオデジャネイロ州の海岸で、下半身を露出し挑発してきた男性を女子総合格闘家のジョイス・ビエイラ選手が自らの技で撃退したという衝撃的なニュースを「オンラインメディアバイブル」が伝えました。
友達とビーチで写真撮影していたら…
今年4月19日(現地時間)、リオ・デジャネイロ州の人気観光地カポ・フリオに友達とバカンスに訪れていたジョイスさん達は、黒い水着姿でビーチを背景に、様々なポーズをとりながら楽しく写真撮影を行っていました。
すると、突如炎天下にも関わらず自分の下半身をさらけ出し、さらにはジョイスさん達に卑猥な言葉発しながら近づいてきた男がいたそうです。
当初は変質者の存在を無視し、自分の写真を撮ってもらっていたそうなのですが、男性は下半身の露出を続け、ひたすら卑猥な言葉でジョイスさん達を挑発してきたと言います。
周囲には家族づれでバカンスに来ている人も多く、子供が周りにいたことからジョイスさんは言葉で男性に注意を促します。
「ズボンを履きなさい」そうジョイスさんは男性に注意しますが、彼女の忠告を無視して一連の行為をやめようとしません。この男性にとってここからが不幸の始まりとなります。
我慢の限界を感じたジョイスさんは、直接変質者に向かって歩いて行き、柔術とムエタイ、さらにはボクシングで鍛えた拳と足蹴りをかましました。
みるみるうちに男性の顎が紫色に腫れ上がります。しかし、何を思ったのか男性は抵抗しジョイスさんに反撃しようとします。
その反撃に彼女の怒りは頂点に達してしまいました。175センチ70キロというジョイスさんの大きな体から繰り出されるパンチに男は数秒でのぼせてしまったそうです。
わいせつ罪で逮捕さたはずが釈放!?
その後、男性はわいせつ行為罪でカポ・フリオの警察署に連行されることとなりましたが、ジョイスさんに関して、変質者のしつこいわいせつな行為を制止するためには致し方なかったということで、幸い罪には問われていないということです。
格闘技で鍛えている人は、”人に暴行を加えてはいけない”という指導を受けているなか、ジョイスさんもその心得がありましたが、正当防衛とも呼べる今回の状況は仕方がありませんでした。
警察署へ連行された男性はフェレイラ(Ferreira)27歳ということが判明し、彼は当時のことについて「自分は立ちションしようとしていただけだ」と供述したそうです。そして現在は釈放されています。
変質者が釈放されたとの知らせを聞いたジョイスさんは「ペレイラが何の罪にも問われていないという事実に無力感を感じる」とコメントしています。続けて、「彼はこれ見よがしに変態行為を楽しんでいた」と訴えています。
さらに「私のような被害を受けた女性がいっぱいいるはず」とし「このような事件はもっと関心を持って扱われるべきだ」と付け加えました。