９月２１日から山梨県道志村の椿荘（つばきそう）オートキャンプ場で千葉県成田市の小学１年、小倉美咲（おぐらみさき）ちゃん（７）が行方不明になっている事件。捜索開始から７日が経ちましたが、未だ美咲ちゃんは見つかっていません。
県警によると、美咲ちゃんは母親のとも子さんや姉、友人ら約３０人と２泊３日の予定でキャンプ場に訪れていました。しかし、２１日午後３時４０分ごろ、先に遊びに行った友人を追いかけて美咲ちゃんがテントを出たまま行方が分からなくなっているとのことです。とも子さんによれば、美咲ちゃんは広場から続く下り坂を下った先の丁字路を小川のある左に曲がっていったそうで、そこまでの姿はとも子さん達も見ていたということですが、その後の目撃情報は出ていません。point 273 | 1
２１日から３０日までの１０日間に延べ約１４００人が投入され、警察や消防、自衛隊が１日最大約３００人態勢で急斜面や沢、空き家を捜索し、村内で聞き込みも続けてきました。しかし、一向に手がかりが出ないため、警察や消防など３８人に態勢を縮小するに至っています。また、事件に巻き込まれた可能性も否定できないとして、美咲ちゃんの両親は警察に情報の公開を依頼。写真を公開し、キャンプ場で記者達の取材に応じて情報提供を呼びかけました。point 266 | 1
「この度は、私どもの娘 美咲のためにたくさんの方々にご迷惑 ご心配をおかけしまして、本当にすみませんでした。私があの時、ちゃんと一緒についていってあげていたらと、悔やんでも悔やんでも悔やんでも悔やみきれないほど後悔しています。」と涙ながらに語ったとも子さんは、「夜中、娘と同じ気持ちで過ごしたいと思い、同じ服装でずっと外にいましたが、暗くて寒くて不安で、すごく怖いだろうなと思うと、涙が止まりませんでした。そんな思いをさせてしまって、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。」と、今もなお行方が分からない美咲ちゃんへの思いを語りました。point 322 | 1
警察に情報公開を依頼した経緯については、「これだけ大勢の方に長期間にわたり捜索していただいたにもかかわらず、いまだに発見できないため、警察の方と何度も相談した上で、事件性がある可能性も考え、今回 公開捜査に切り替わることとなりました。」と語っていて、「改めて、キャンプ当日のいきさつは後日 公開捜査の情報提供のためお知らせさせていただきたいと思います。」と、美咲ちゃんの写真の他に当日の足取りなど、詳しい情報も公開されるようです。point 267 | 1
捜索に協力してくれた方々ついては「たくさんの方々にご協力いただき、心から感謝しています」と感謝の言葉を述べていたとも子さん。記者から「美咲ちゃんはどんな子ですか？」と質問されると、「とても元気で活発で、ワンちゃんやネコちゃん、動物がとっても大好きですごく優しい子です。私の大切な宝物です。」と、とも子さんは言葉を詰まらせながら答えました。point 226 | 1
また、「美咲ちゃんが見つかったらどんな言葉をかけてあげたいですか？」という質問には、「笑顔で『頑張ったね』って言ってあげたいです。そして早く抱きしめてあげたいです。」と答えていて、父親の雅（まさし）さんも美咲ちゃんについて、「ひとりで怖くて、どんなに心細いかと考えると、かわいそうでかわいそうで胸が張り裂けそうです」と声を震わせて心境を語りました。美咲ちゃんは身長約１２５センチ。当日の服装は黒色の長袖Ｔシャツにジーンズ姿で、緑色のスニーカーをはいていたということです。情報がある方は大月署（０５５４・２２・０１１０）までご連絡ください。point 322 | 1