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あなたでもできる!初めての小説の書き方


「小説を書いてみたい」と思われたことはありませんか。何か文学賞を取ってやろうなんて大それたことではなく、自分が考えたお話を文章にして残してみたい、と。しかし、ほとんどの人は日常生活においてはツイッターに入力するような短文しか書いたことがなく、ある程度まとまった量の文章つまり小説のような形の長文は書き方が分からないというのが現実かと思います。そんな人のために小説の書き方の基本について書いてみたいと思います。

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写真:pro.point 57 | bookoffonline.point 71 | co.point 74 | jp
小説を書く時にまず大事なのは、作品によって訴えたいものを決めることです。その小説を読んだ人にどういうことを感じてほしいのか考えてほしいのかがはっきりしているとそれだけで作品としての魅力がグッと増します。ふだんの生活の中で感じた「男女の純愛について」、「社会の不平等について」など何か心を動かされた出来事があるのなら、それを作品のテーマにすると執筆する意欲も湧きます。よく「長い文章は書けない」という人がいますが、それは作品の中核となるテーマがないままに書こうとするからです。まずは作品で表現したいことを決めましょう。point 334 | 1

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写真:ameblo.point 66 | jp
作品のテーマが決まったら、いきなり書き始めるのではなく、作品の部分部分で良いので文章にしたものをメモして溜めて行きます。特に長い文章を書いたことがない人はこの方法をおすすめします。いきなり長文を書こうとすると段落の構成に不慣れなため、どこで何を書いたかや元々何を書こうとしたかを見失いがちになるからです。そして、作品の一部を書いたメモを溜めながら、原稿用紙の基本的な使い方(ワープロで執筆する場合もルールは守る必要があるので)についてきちんとした知識を勉強しましょう。小説であっても学術論文であっても原稿用紙の正しい書き方に則っていないものは読者を混乱させます。いくら素晴らしいアイディアの作品でも正しく記述されていないものは読んでもらうことが難しいのでルールはきちんと守りましょう。具体的な書き方が分からない場合は、ふだん読んでいる小説等を参考にすると良いでしょう。point 452 | 1

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写真:works.point 65 | sagooo.point 72 | com
作品のテーマが決まり、部分的に書いたメモも溜まったら、自分が書こうとしている小説のジャンルと作風について考えます。同じ恋愛ものでもミステリアスな要素をからめたスパイアクションにするのか時代を何百年も前に遡らせたロマン小説にするのか、いろいろと表現の仕方があります。また主人公が一人称で語り続けるのか、三人称で映画を見せるように進めるのかでも作品の雰囲気がガラリと違ってきます。ここで大切なことは誰かの真似をしないようにすることです。たとえば「◯◯先生の小説は影のある文体がかっこいいな」と思ったら、その先生の作品とは似ていないものを目指すことです。なぜなら、誰々のような小説を書きたい、と思って書いている限り、自分だけのオリジナリティーが出せず常に「二番手」の作品になってしまうからです。自分はこう書きたい、自分ならこう書くという意識をもってジャンルと作風を決めましょう。point 461 | 1

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写真:affiliate-jpn.point 73 | com
小説の書き方の説明と言いつつ、なかなか書き始めないなと思われているかも知れません。でも、もう少しで執筆開始の段取りです。それに小説を書くというのは原稿用紙のマス目を埋める前の準備の方が大変で重要だと言うことも分かっていただけるかと思います。次は物語のあらすじを組み立て、登場人物の設定を行います。最初にテーマを決めた段階で、だいたいのストーリーは頭の中にできているかと思います。それを箇条書きでも良いのであらすじとして文章にしておきます。これをしておくことで長い文章を書き進めていく中で「どこを書いているんだっけ」と迷子にならずに済みます。また、登場人物の性格・年齢・家族構成などの設定もきちんと文章にしておきます。これには二つの意味があります。ひとつは物語の各シーンで登場人物たちが性格に合わない言動をしないようにするため。もうひとつは書いている途中で「あれ、この人物はこういう性格だったかな」と気づくためです。実は後者の方は小説を書く上でとても大事なことで、物語を書き進める内にもし登場人物が作者さえ予想しなかった言動をし始めたらその作品は「書いた値打ちがあった」と言えます。作品の中で物語が進む内に現実に人が成長するように架空の人物が成長したのですから。このことが出来ただけでも、もう立派な「作家」と言っても良いでしょう。point 640 | 1

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写真:gentosha-go.point 71 | com
ここまで準備が整ったら、あとはいよいよ書き進めるだけです。コツとしては「一番書きたいシーン」を決めてから執筆を開始することです。そのシーンさえイメージできれば、そこに向かってテンポよく書いていくことができます。小説の書き方に「これ」という決まりはありません。ご紹介したことを参考に自由な発想で書いていただければと思います。point 235 | 1

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