お笑いコンビ・EXITの兼近大樹(28)が2011年11月に女子高生の売春の斡旋をしていたとして売春防止法違反の疑いで北海道警厚別署に逮捕されていたなど『文春オンライン』が報じたことを受け、吉本興業は5日、公式サイトで見解を発表。
今回の報道に対して抗議をするとともに、「民事・刑事上の法的措置についても検討して参る所存です」と明かしました。
週刊文春は当時未成年だった兼近が売春防止法疑いで逮捕されていた過去を報じていました。
この一連の報道を受け、吉本興業は公式HPで兼近の報道について、
「有罪判決を受けた後は、更生し、社会に復帰することが期待されているところ、公益を図る目的無しに前科に関わる事実を実名で報道することは、不法行為を構成しうる行為とされております」と指摘。
さらに兼近は逮捕当時、未成年だったことから、報道には「一層の留意が必要」とも記しており、
「兼近が未成年であり、弊社に所属して芸能活動を開始する前の2011年の時点における事実を、公益を図る目的なく報道するものであり、弊社所属のタレントのプライバシー権・名誉権に対する重大な侵害にあたると考えざるを得ません」と強く批判しました。
そのことから、吉本は文藝春秋社に対し、
「公益性なく弊社所属タレントの前科を実名で報道するものである」
「当該前科はタレントが芸能活動を開始する前の未成年時点におけるもの」
「なんら刑事処分を受けていない事実についても、あたかも犯罪行為を行ったものであるかのように報道するものであり、兼近の人権を著しく侵害するもの」と伝えていたにもかかわらず、
週刊文春に報じられたことから「強く抗議するとともに、民事・刑事上の法的措置についても検討して参る所存です」と発表しました。
このまたこの日、兼近本人もツイッターでコメントを発表。
「過去の法律違反を美談にする気も肯定する気もありません」とした上で、
「しかしこんな俺だからこそできる事、見てほしい事、伝えられる事が沢山(たくさん)あると思っています」などと綴っていました。
さらに、兼近の相方・EXITのりんたろー。(33)も自身のツイッターに相方への思いを投稿しており、
過去の逮捕については「コンビを組む時に聞いていました」と説明。
さらに、「過去は決して変えられないけど、その過去を悔い改め応援されるよう今を歩むことはできるはず」とコメントし、2人で前に進むことにした経緯を述べました。
そして「兼近がいなければなかった人生」と感謝し「たったひとりになったって僕だけはあいつを肯定してやりたいんです」と訴え、二人のコンビ愛を見せています。