今年1月、アイドルグループNGT48の山口真帆さんのTwitterをひょっとして覚えているでしょうか?
現在では削除されていますが、内容は「私は先月公演終わり、帰宅時に男2人におそわれました。あるメンバーに公演の帰宅時間を教えられ、またあるメンバーに家、部屋を教えられ、またあるメンバーは私の家に行けとそそめかしていました。」
という、事実について明かすとともに、メンバー関与を主張するショッキングなものでした。
結局、その男性2人はつかまり、不起訴処分となりましたが、「メンバーの関与」についての疑惑が広がり、ファンの間から「関与したメンバーにはしかるべき処分を!」との意見がよせられました。
そして3月21日、運営会社のASKはその事件に対する第三者委員会の調査結果を公式サイトで発表しました。
ウェブサイトで公開された調査報告書は全34ページで、事件の発生原因や対処などについて書かれています。
重要箇所を引用すると、
「あらためて、メンバーの安全対策を第一と考え、メンバーの送迎時の管理体制の強化、メンバーが居住しているマンションの管理体制の強化、握手会における警備体制の強化、特定のファンとのつながりの発生の阻止等を徹底して参ります。」と再発防止について言及します。
しかし、事件の関与メンバーについては、
「責任を問われるべきなのは、組織運営に問題があり、スタッフ及びメンバーに対して、事前に明確な基準を示して適切な指導ができていなかった当社であることから、今までのNGT48内での私的領域におけるファンとのつながりを含め、風紀の乱れ全般は、今回は不問に致します。」
と処分しないことを発表したのです。
これに対し、ネット上では、
「ファンだけど本当にガッカリ。真面目に頑張っているメンバーや、応援しているファンにも失礼だと思う。」
「いじめが起こった学校側が「いじめはありませんでした」っていい張っているように感じてしまう。」
「この内容で誰が納得するんでしょうか?事件の責任も、メンバーの関与もうやむやにしたいのが見え見えです。」
などと、多くのひとが運営会社の対応に納得していない様子。
確かに、「関与したメンバーの不問は運営の方針」というのは、理解できますが…。
真っ先に考慮されるべき山口真帆さんは、どのように今回の報告書を受け止めているのでしょうか。