昭和の伝説歌姫・アイドルの山口百恵が還暦という節目の２０１９年７月末に「時間の花束 Bouquet du temps」（日本ヴォーグ社）という自著を発表することが発表されました。
「百恵さん自作のキルト作品が70点あまり収録されており、それぞれの作品解説や、製作時の気持ち、家族や友人への思いが綴られています。制作風景など、数点ですが、ご本人の近影も掲載されます」―日本ヴォーグ社出版営業部
夫で俳優の三浦友和と長男で歌手の祐太朗、そして次男で俳優の貴大。
家族のために作った作品でもある該当自著は、1つ1つの作品への思いを語った文章と近影も載っていることで、百恵さんの私生活を垣間見ることもできるようです。
百恵さんによる後書きとしては、充実した生活に満足していることが感じられる文章がありました。
「今、暮らしの中に手仕事の時間があることをとても幸せに思っています」
１９８０年に三浦友和と結婚した後に芸能界を引退し、それからは一度もメディアに登場することがなかった彼女がなぜ、自著を出版しようと思ったのでしょうか…
「子供が独立して、自分の時間が持てるようになったことが大きかったようです。長男の三浦祐太朗さん（35）、次男の三浦貴大さん（33）はそれぞれ順調に芸能活動をされていますし、夫の友和さんも最近は趣味の陶芸に熱を入れていて、姉のいる八ヶ岳のアトリエで作品作りに精を出しているといいます。
百恵さんは30年ほど前からキルト制作に励んでおりますし、『一人の時間』が増えたこのタイミングで、ひとつの集大成として作品集を出すことを決めたようです」―三浦夫婦を知る芸能関係者
10月3日からは、百恵さんの出版記念作品展が池袋サンシャインシティで開催される「東京キルト＆スティッチショー」内で開催されることも決定しています。
百恵さんのこの発表にネット上からはたくさんの反応が見られました。
「人気絶頂期に引退し、周りから見ればもったいないと思ったけれど百恵さんの幸せは家庭にあったんですよね。すごいなあと思います」
「1人の女性として、自分の思いを一途に貫いている姿にカッコよさを感じます」
しかし、一部ファンからは近影までを掲載することに若干の抵抗があったようです…
「『作品集は理解できるが、近影はやめてほしかった』と残念に思う声や『祐太朗のための話題作りでは？』という穿った意見もありました。確かに祐太朗は、百恵さんの歌をカバーした時はトーク番組に引っ張りだこでしたが、その後はとんとメディア出演も減っていますからね」―芸能ジャーナリスト
６月１３日に発売された「女性セブン」にも、百恵さんの買い物帰りの姿が掲載されていたが、こういった不意をついたような写真よりも、きちんと化粧などをして撮影された姿を見たいという声が上がっています。
今なお、「山口百恵」というスターがファンの心の中で生き続けている証拠とも言えるのでしょう。