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弟たちが救助されたことを知らずに「火事の家」に戻って亡くなったお兄ちゃん


12歳の少年が弟を助けると言いながら炎の中に飛び込んだが、最終的に死亡してしまいました。

イギリス日刊デイリーメールは、弟のために自分の命を犠牲にしたお兄さんのエイドリアン・クロス(Adrian Cross)の話を伝えました。

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アメリカのウィスコンシン州ミルウォーキー(Milwaukee)のある家庭で突然に火災が発生しました。

1階の階段から始めた火災は2階に広がっていきました。

事件当時、12歳の少年エイドリアンは祖母と一緒に家の外に避難しました。

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しかし、次の瞬間、エイドリアンは家の外に二人の弟がいないことに気付き、「弟たちを助けなければならない」と言って、炎に覆われた家の中に飛び込んだのです。

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事件の現場で一緒にいたおばあちゃんは、彼を引き止めたが、ダッシュで家の中に入ったエイドリアンを止めることができませんでした。

ミルウォーキー地域消防署長によると、火災の電話がかかってきてから3分も経たないで消防士たちが火災現場に到達しました。

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しかし、当時にエイドリアンが飛び込んだ家の2階は炎に包まれ、消防士たちは入ることができませんでした。

炎がややおさまった後、2階に走って行った消防士たちは既に死亡したエイドリアンの遺〇を発見しました。

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当時、エイドリアンの弟たちは両親と一緒に全員、家の外で避難していた状態であったそうです。

大人6人と子供4人は全員救助され、唯一の犠牲者はエイドリアンだけでした。

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エイドリアンの祖母はSNSを通して、「弟を救うためにエイドリアンは勇敢に炎の中に飛び込んだ」、「心が痛い。しかし、神は善良なエイドリアンを守ってくれるのであろう」と伝えました。

一方、消防当局によると、「建物内の火災警報器が正常に動作しなかったことが、火災が大きくなった理由だった」と説明し、各家庭の火災警報器を定期的にチェックするようにと伝えました。

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