寒い冬には温かい飲み物や温かい食べ物が恋しくなりますよね。そんな中でも特に多くの人が恋しさを感じるのは鍋でしょう。肉や魚だけではなくたっぷりの野菜も食べることができ、最後にはしめにうどんやごはんを入れてスープまで堪能することができる鍋は非常に魅力的な料理です。1人用として少量で作ることもできますし、大人数で囲むことができるようにたくさん作ることもできるので年末年始に家族や親族が集まる際には欠かせません。では今どんな鍋が流行っているのかその作り方を紹介していきます。
体の芯から温まる激辛鍋
写真:キノウビデザイン
激辛ブームである現在では多くの人が激辛料理を求めています。ラーメンやカレーなど年中人々が楽しむことができる料理はもちろんのこと、冬に本番を迎える鍋でも激辛は注目されています。
まずはスープづくりから始めます。ニンニク、ショウガ、鷹の爪をごま油で炒めます。そこに豆板醤と甜麺醤、更にはコチュジャンを加え辛さと甘みを加えます。そこに肉類を入れて軽く炒めたら鶏ガラスープを入れます。これだけではピリ辛程度にしかならないので、あとは好みで唐辛子を加えたりして辛さを調節していきます。スープは塩コショウで味をととのえ、好みの辛さになったら好きな具材を入れて煮込んでいきます。中華風なのでニラやもやしなどがおすすめですが、よりコクを出すために肉団子ではなく餃子を入れることをおすすめします。
写真:ホットペッパーグルメ
たっぷりの具材を楽しんだあとはしめですが、激辛スープをより楽しむためにもうどんなどの麺ではなくご飯を入れることをおすすめします。ご飯はスープをしっかりと吸ってくれるので、最後の最後まで激辛のスープを楽しむことができるのです。辛いだけでは嫌だと変化球を求める人の場合には、しめのおじやの時にチーズを入れると良いでしょう。辛みを軽減させるだけではなくチーズがコクを出してくれるのでまた違う味わいを楽しむことができます。
冬だからこそ食べたいゆず塩鍋
写真:モランボン
風邪が流行る冬には、風邪予防になるゆずは積極的に食べたい食材です。しかしゆずというのは独特の風味があるため好き嫌いがわかれやすいものでもあります。しかしゆずが苦手だという人でもたっぷり食べられるような鍋として人気なのがゆず塩鍋です。
ゆずというのは独特の風味があるだけではなく、他の柑橘系にはないような苦みもあります。この苦みは皮というより内側の白い部分に多いのですが、しっかりと火を入れることによって軽減させることができます。まずスープですが、和風だしか中華だしでベースを決めます。そこに塩や醤油などで味付けを行い、ゆずの果汁を絞ります。ほんのりゆずの香りがするようになったら具材を入れていき煮込みます。よりゆずの香りを楽しみたいという場合には細く切った皮も一緒に煮込むと良いでしょう。その際はしっかりと皮を洗うということを忘れてはなりません。
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ゆずは火を通すことで酸味や苦みがまろやかになり、食べやすくなります。より香りを楽しむ、またゆずそのものを楽しむために薄目の輪切りにしたゆずも一緒に煮込むと良いでしょう。肉や魚などの油をまとって甘くなったゆずは鍋の具の1つとしても人気の食材になります。しめにはうどんがおすすめです。比較的あっさりとしたスープになるので、最後までさっぱりと食べることができるでしょう。
まとめ
写真:savorjapan.com
鍋と言えば今までは和風のものが一般的でしたが、最近ではトマトやチーズをベースにしたイタリアンのものから、健康志向で作られる薬膳鍋など様々なジャンルのものが誕生しています。スーパーに行けばたくさんの出汁が販売されているので、好きな味の鍋を気軽に楽しむことができます。アレンジを加えればオリジナルの味わいを生み出すこともできるので、鍋には無限の楽しみ方があると言っても過言ではありません。寒い冬だからこそ体の芯まで温まる鍋でしっかり栄養を取りましょう。