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5千年前…最後の瞬間まで“一緒に寝ている”妻の顔を見つめていた―。


大昔に夫婦の縁を結んだ二人の男女。

生死を超越した愛を続けてきました―。

1月9日(現地時間)、メディアのタイムズ・オブ・インディアは、5000年前に共同墓地に一緒に埋葬された夫婦の遺骨を発見したというニュースを伝えました。

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遺骨が埋葬された地域は、インドハリヤナ州のある村で、インドのプネ市のデカン大学の考古学チームが発見したものでした。

当時、現場には、横になっている女性の遺骨と、女性を眺めている男性の遺骨と、複数の磁器が一緒に置いてあったそうです。

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その後、考古学チームは韓国のソウル大学医学部法学研究所と考古学と一緒に、遺骨の分析に入りました。

その結果、該当遺骨は約5,500年前に、発見された位置で文明を花咲かせた「ハラッパー人」であることが分かりました。

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また、遺骨の年齢は21〜35歳だと推定されました。

 

ハラッパーはモヘンジョダロと並ぶインダス文明を代表する都市遺跡です。インダス文明は紀元前2600年ころから紀元前1700年ころまで続いた文明で、エジプト・メソポタミア・黄河と並ぶ四大文明の一つ。
引用:isekineko.jp

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vivonet.co.jp

発掘に参加したデカン大学の副学長であるバーサント・プラヤ(Vasant Shinde)教授は、「この夫婦は、骨にひび割れや、病気を患った痕跡がない」、「非常に健康的な状態で死亡したとみられる」と伝えました。

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続いて、「夫婦がどのように死んだのかに関しては見つける方法がない」、「夫婦を埋めた人は、二人の愛が永遠と続くことを望んでいたのだろう」と推測しました。

そのように推測した根拠は、夫婦の遺骨とともに置かれていた陶器でした。

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パーサント教授は、「ハラッパー人は死後の世界を信じていました。死んだ者があの世でも食べ物や水などを飲むことができるよう陶磁器に入れるのです」と説明しました。

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また、パーサント教授は、男性の遺骨が女性の遺骨を眺めている姿に関して強調しました。

現地メディアはこれに基づいて、「恋人を眺める男性の姿、永く続く愛を記念するようだ」という表現を使用しました。

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一方、デカン大学の考古学チームは夫婦の遺骨のほか、共同墓地に一緒にいた62個の墓を調査していることが分かりました。

今までに夫婦が一緒に埋葬されている墓は、この墓のみでした。

パーサント教授は、「遺骨のDNA調査を通して、ハラッパー人の生活習慣を分析することができる」、「ハラッパー集落で夫婦の墓が発見されたのは初めてです」と伝えました。

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ネットでは…

「5000年も続く愛、素敵すぎるでしょ!」

「4大文明、中学の教科書に出てたけど深く考えたことなかったな~」

「きっと特別な存在だったんでしょうね」

「歴史って謎が多くてなんだか魅力的」

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