5月22日、元KAT-TUNメンバーで、現在はソロ歌手として活動している田口淳之介が同棲中の恋人で、元女優の小嶺麗奈とともに大麻取締法違反で逮捕されたことが分かりました。
メディアの報道によると、以前から厚生労働省麻薬取締部は小嶺容疑者をマークしていたことが分かりました。
そして、今回は長年の内偵の結果、同棲中のマンションから少量の乾燥大麻や、吸引器具が押収されたために2人は逮捕されたのです。
ネット上ではかなり大きな話題となっているこの事件に、中でも一定の割合で注目されたのは、田口容疑者の元先輩にあたる「嵐」の大野智への批判でした。
大野に関しては、2008年に『週刊現代』で「大麻で3P」という衝撃的な記事が掲載されたのです。
カラオケボックスで大麻を吸引した証言や、いわゆる“キメ顔”のような表情を浮かべている衝撃的な写真もありました。
しかし、このスキャンダルはその後に“なかったこと”のように扱われていました。そのために、ネット上では特に元後輩にあたる芸能人の薬物事件に対して、「大野は逮捕されないの?」、「ジャニーズが警察にまで手を回してる」などのコメントが続出しているのです。
しかし、当時の記事内容をよく見てみると、これらはただの“印象論”や“陰謀論”に過ぎないことが分かるのです。
「記事内の証言によると、大野は呼び出される形で乱交カラオケパーティーに途中参加したとのこと。そこで参加者の1人から『いいものがある』と紙を差し出され、知ってか知らずか大麻を吸引し〝ハイ〟になったと書かれています」―芸能ライター
ここで注目したいところが、大麻を巡る処罰の根拠となる大麻取締法です。
「大麻取締法は大麻の〝所持〟を禁止しているだけで、使用を禁止しているわけではありません。これは、大元となる大麻草が麻縄や七味唐辛子の原料にもなっており、尿検査で陽性反応が出たからといって、規制対象である花や葉・大麻樹脂を摂取したとは限らないためです。このように大麻の使用が処罰の範囲外である一方、売買や譲渡といった汚染拡大の可能性があることから〝所持〟は立派な違法行為。大野さんの場合、参加者の勧めによってその場で吸引したのがたとえ事実だったとしても、渡されて手に持った瞬間に警察が突入でもしない限り逮捕とはならないのです。むしろ法的な観点からは、このパーティーが本当に薬物目的だったとして、参加者がどこからそれを仕入れたのかがポイントになると言えるでしょう」―法曹関係者
つまり、大野の“大麻スキャンダル”がもしも本当であっても、モラル以上の責任を問えないのです。逮捕の対象となるのは、大麻を勧めたパーティー参加者ということになります。
むしろ、このスキャンダルで大野が責められるべき点は泥酔状態で“3P”に及んだとされているのです。
「大野さん、大麻を吸ったかどうかはどうでもいいんですよ。3Pしたのか、していないのか。アイドルなんですから、そこが重要なんですよ!」