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進撃の巨人の人気キャラ・リヴァイはなぜ実写化されなかった?


漫画作品「進撃の巨人」の実写映画版が2015年に公開され、多くの注目を集めたのも記憶に新しいと思います。そんな本作においておそらくもっとも話題になった点の一つが、原作でも屈指の人気を誇るキャラクター「リヴァイ」が出なかったことです。漫画作品が実写化される際、とくに話題になるのがキャスティングです。当然人気キャラほど注目が集まるものですが、それだけにリヴァイがキャスティングされなかったことに不自然さを感じた方も多かったようです。

写真:festy.jp

◼︎リヴァイが実写化されなかった理由・考察

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写真:figurinepop.com

リヴァイが実写化されないという情報がはっきりしてから、その理由について多くの推測がファンの間で語られました。中でも有力視されているのが、リヴァイのアクションを実写化することが困難だったのではないか?ということ、進撃の巨人のアニメや原作漫画を読んだ人なら想像できるかもしれませんが、リヴァイは人類最強の男であり、非常に高い戦闘能力を誇っています。それ故に巨人と戦うときの動きも常人ならざる激しいもので、とくにきりもみ状にグルグルと高速回転しながら巨人を斬りつけるアクションは生身の人間が演じることは不可能だったのではないかと言われています。また、リヴァイのイメージに合うキャストが見つからなかったのではないか?という話もあります。原作漫画のリヴァイは特徴的な外見をしています。人類最強の男という設定ですが、それと反比例するかのように非常に小柄で細身であり、ただ、何度も死線をかいくぐってきたことがうかがえる鋭い眼光から異様なオーラを醸し出しています。ただ小柄な役者というだけなら何とかなりそうですが、リヴァイというキャラクターの持つ雰囲気まで似せることができそうなキャストが見つからなかったのでしょうか。映像面だけではなく、演出面でも問題があったのではないかという指摘もあります。映画は漫画やアニメと比べて尺に限りがあります。限られた時間の中で作中に登場する全てのキャラクターを目立たせつつストーリーをまとめるというのは非常に難しいのです。あくまで主人公であるエレンを立たせるために、それに匹敵する人気を持つキャラクターを削ったのではないでしょうか。point 692 | 1

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写真:twitter.com

◼︎実は公式にはっきりしている理由が一つだけある!

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写真:youtube.com

リヴァイが実写で再現されなかった理由には、本作が原作と違い日本人を主役とした日本をベースにした世界観として設定されていることが関わっているようです。本作の脚本を担当した町山智浩氏が言うには、リヴァイには「ヴ」という日本には無い発音が入っているため、断然せざるを得なかったらしいのです。この日本をベースにした世界観の構築にはなかなか紆余曲折あったようで、一時は全てのキャラクターの名前を日本風の名前で統一しようという話もあったそうです。ですが名前の傾向は時とともに変わっていくだろうと、原作キャラクターの名前はそのままに残しました。オリジナルキャラクターの名前が日本人らしいものになっているのも、原作要素と日本ベースのオリジナル要素をつなぐ役割のためでしょう。しかしそれでもリヴァイだけはどうしても日本人の名前として扱うには無理があった。ただ、それだけの理由で作品屈指の人気キャラを削ったとは思えない、納得でききないという人も多いようで、たったそれだけの理由で?そこなの?と、正直なところ余計に困惑している人も多いようです。確かに、リヴァイが実写化されるなら劇場へ足を運んでもよかった。名前くらい多少不自然でもいいから実写のリヴァイが見たかったという人も少なくないでしょう。せっかく進撃の巨人の実写版を見られるのに勿体無いという気持ちも理解できます。point 588 | 1

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写真:pinterest.jp

◼︎まとめ

様々な憶測が飛び交っていた本件、それだけに公式の理由があまりに意外だったと驚く方も多いようです。正直それだけが理由とは思えない、多くのファンを納得させるのはそれだけでは難しそうですが、ただそれだけ制作陣が本作を作るのに真剣だったことは確かでしょう。何も考えずにただ原作をなぞるだけなら簡単です。しかし日本人キャストで違和感のない世界観にするにはどうしたら良いか、実写に耐え得るクオリティにするにはどうしたら良いか、真剣に考えた一つの結論だったのでしょう。point 297 | 1

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