未成年者の結婚が法律で禁止されている中国で、両家の両親の同意の下、中学生と高校生が結婚式を挙げ、論議を呼んでいます。
先月30日、中国広東省で先月26日、18歳の男子高校生と14歳の女子中学生が農村風習に従って両家の両親の祝福の中で結婚式を挙げる映像が広がりました。2人はインターネット上で知り合った後、本格的な恋愛を始め、結婚を決心した後学校を中退し、両家の親の許諾を得て結婚式を挙げたとのこと。しかし、まだ未成年者であり、婚姻届は出ていない状態。
男子生徒の家族側は未成年者の結婚が法に反するという指摘に対し「われわれは法をよく知らないのに、こうした行為が違法であることも知らなかった」と釈明しました。
しかし、彼らの結婚場面が中国全域に広がり、論議が起こると、中国当局は結婚そのものを無効と宣言しました。続いて、両家の両親を呼んで結婚観念を再教育した後、嫁いだ女子生徒を家に帰したとのことです。さらに、学生たちには復学して学業に再び精進するよう勧告したようです。
中国メディアは、「未成年者の結婚は、現在の農村でも珍しくないが、依然存在する」とし、「法的に禁止されている現在、このような結婚は不幸だけを量産するほかない」と指摘しました。一方、一部の中国ネットユーザーらは結婚が中国伝統文化の重要な部分だが、「自由恋愛」が活発な現時代にも未成年者結婚禁止という悪習が残っていると非難の声も多くありました。
日本では未成年での結婚が許されている中、やはり世界ではこうして法律でまだ自由に恋愛ができないという国がありますね。現代の若者からすると深刻な問題なのでしょう…。