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いつ日本にやってきたの?ブラックバスの知識


釣りに行く場合は、海釣りと川釣り、そして池でする釣りがありますが、池で釣りをする場合には、ブラックバスがよく釣れます。


写真:Naverまとめ

ブラックバスは、色が黒いわけではありませんが、淡水魚の一つとして有名です。友達同士で釣りに行くと、必ずと言っていいほど釣れるのはこのブラックバスになります。これを釣るのはそれほど難しくなく、特別な技術を必要としないことから、釣りの初心者であっても簡単に釣りあげることができます。まさしく、釣りの楽しみを教えてくれる魚と言えるでしょう。

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写真:市場魚貝類図鑑 ぼうずコンニャク

 

ブラックバスは?

ブラックバスは、外来種として有名です。そのため、国産の魚とは少し異なります。そうすると、いつ日本にはいって来たのかが気になるところです。さかのぼること100年近く前、1925年に実業家の赤星鉄馬氏がアメリカのカリフォルニア州に行き、ブラックバスを持ち帰ってきたのが始まりと言われています。

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写真:beginnersbassfishing.blog.so-net.ne.jp

最初にブラックバスを放流したのは神奈川県にある箱根の芦ノ湖です。当時、日本は貧乏で食べるものが少なかった時代です。そのため食用として用いられました。また釣りをするとき用の魚として当初から利用していたことがわかります。今のように、勝手に外来種を放流したわけではなく、政府の許可を取っていましたので今では考えられないことです。

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ブラックバス生息地は?

もし、箱根の芦ノ湖だけに放流したのであればそれほど問題にはならないでしょう。少なくとも、芦ノ湖には生息し、その芦ノ湖から流れ出る川にも生息していた可能性があります。


写真:箱根町

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川を下って小田原の方に出ても淡水魚ですので海水では生きていくことができないことになります。つまり、芦ノ湖とその支流の川にしかブラックバスが釣れないことになるでしょう。ですが、実際には箱根の芦ノ湖に放流をした後、長崎県や山梨県、東京都、そして群馬県などに放流をしていました。当初は、日本全国でブラックバスが釣れるとは想像もしていなかったでしょう。しかし、日本の水によくなじみ、みるみる間に数が増えていきました。point 204 | 1

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写真:black-bass.com

さらに、数が増えた原因は、1945年以降、在日米軍により、様々なところにブラックバスを放流したことがきっかけで、現在のようなどこへもブラックバスが釣れる状態になっています。ここまでブラックバスを放流する理由は、食用として食べるためではありません。少なくとも、戦後の日本で食糧危機が訪れたことはないからです。それよりも、釣りとして楽しむためです。現在でも、ブラックバスを釣ることを楽しみにしている人がいるのは、多くの人が釣り用として湖や池に放流をしたことがきっかけになっていることを覚えておきましょう。point 317 | 1

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