4年前に子どもがいる男性と結婚した女性のとあるエピソードが話題となっています。どうやら、新米ママとなった女性が子どもに直接お弁当を作ったところ号泣してしまったというのですが、なぜ女性は泣いてしまったのでしょうか?今回は感動に包まれた女性のエピソードを紹介していきます。
子連れの男性と結婚した女性
最近になり、とある女性が離婚歴のある男性と結婚したエピソードが紹介されました。「前の妻は子どもを産んでからすぐに他の男と消えた」「子どもを母乳で育てられなかったことを周りに言われて心が痛かった」と男性は明かしています。女性は、自身が生んだ子どもではなくとも、子どもを育てられると確信したそうです。「なぜか分からないけれど、自分の子どものように思えた」「周りに反対されつつも結婚に至った」と女性は説明しています。
子どもがなかなか心を開かない?
しかし、育児をしているうちに夫婦は問題を抱えてしまいます。それは子どもの態度です。通常であれば、子どもは泣いたり笑ったりといったような感情表現が多くなりますが、当時5歳になった子どもはそれがありませんでした。「なかなか話そうとしない」「5歳なのにすでに態度が大人っぽい」といった悩みを夫婦は抱え、時々カウンセリングに行ったことも明かしています。
それでも2人には子どもに心を開かせようと一生懸命努力しましたが、新米ママである女性にはなかなか心を開いてくれなかったそうです。そのため、女性は何度も「私に足りない部分があるから…」と自責したこともあったようです。子どもは両家の両親には心を開くも、やはり女性にだけは笑顔を見せてくれません。手をつないで歩いている時もなんだかぎこちない様子で下ばかり見ている、食べたいものがあってもなかなか言おうとしない、ということが続き、女性は寂しくなるばかりでした。
子どもの遠足にお弁当を作ってあげた結果…?
女性はそれでも子どもの事情を理解し、子どもには時間が必要だということを受け入れ、子どもに変わらぬ愛情を注ぎこみます。そこで最近になり転機が。子どもが学校で遠足に行く際にお弁当を作った時のことです。女性にとっては子どもへの初めてのお弁当作りにやる気を見せます。
その結果、とても豪華なお弁当ができあがりました。女性はインターネットで一生懸命レシピを探し、品数が多く、栄養満点なお弁当を作りました。女性は「子どもに喜んでもらえれば」と期待していたのです。しかし、子どもが遠足から帰ってきた際「お弁当どうだった?」と尋ねたところ、子どもはそれに答えることなく、すぐに部屋に入ってしまったそうです。女性は子どものかばんを開けて、お弁当箱を確認したところ、子どもはフルーツだけは完食し、他のおかずはほとんど残してしまっていました。これを見て、女性は「バカみたいに涙が出た。子どもの心を開こうと決めていたのに、子どもを憎みさえもした。私がいけないんだ」とまたもや自責してしまいました。
新米ママが泣いてしまった理由は?
女性がリビングで泣いていた際、子どもが部屋から出てきました。女性は涙をぬぐい、何事もないように振舞ったのですが、子どもはここで初めて女性の隣に座ります。そして子どもはこう言ったのです。
「お弁当がおいしくなかったんじゃなくて、もったいなくて食べられなかったの。泣かないで、ママ」
この言葉を聞いた女性は、子どもを抱きしめて、再び号泣してしまいます。女性はこのエピソードについて「今、寝ている子どもを見ながら文章を書いています。母親になるのは、特に新米ママは大変なことが多いです。でも、同時に幸せと感謝も感じることが多いです」と語っています。さらに、今となっては子どもが自身に少しずつ心を開いてくれることに喜びを感じていると言い「主人が帰ってきたら相談して、子どもが学校に通っている間に育児の勉強をしようと思います」「私がこんなにも幸せでいいのでしょうか?まだまだ足りない部分が多い私ですが、これからは子どもにもっと愛情を注ぎたいです。家族3人で幸せに暮らしたいです」と希望を明かしています。
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