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どんな本があるの?「パッチワーク通信社」の知識


パッチワーク通信社は、キルトやパッチワーク等の手芸の本や雑誌を発行していた出版社ですが、2015年に破産開始決定が決まりました。現在では、パッチワーク通信社の雑誌や書籍は発行されていませんが、一部のパッチワークやキルトの雑誌は誌名を変更して、他社から継続して発行することが決まっています。

 

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写真:nekojiro-tv.point 71 | jp
パッチワーク通信社の雑誌は、日本初のキルト専門の雑誌として発行されました。キルトの作り方だけでなく、歴史を学びながら、世界でどのように使われているかを知るという目的で創刊されたと言われています。その時期や季節に合った作品を紹介し、タペストリーのような大きな作品から、日常的に使える生活用品や小物の作り方まで紹介されていました。point 236 | 1

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写真:funagata.point 68 | info
洋風の布のパッチワークやキルトを作成するための雑誌には、専門家が発表した新作やパターンの図案なども記載されています。パッチワークに向く布や生地も紹介されていて、斬新な柄や鮮やかな色のUSAコットン生地や、イギリス製の小花柄で人気の、薄手で縫いやすいタナローン生地も人気がありました。洋服や小物を作る際に、小さく中途半端に余った生地を組み合わせて、捨てる所がありません。パッチワーク通信社の書籍に掲載されたパターンを参考にて、色とりどりのはぎれを組み合わせてポーチや袋物等の小物や、寝具類やタペストリー等の比較的大きな物を作ることができます。1つのパターンでも、様々な色柄の生地を組み合わせて全く違う雰囲気の作品ができるので、非常に人気がありました。point 396 | 1

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写真:tiku2009.point 68 | blog23.point 75 | fc2.point 79 | com
生地が揃わない場合も、手芸用品店や通販の生地を扱うショップを利用して、安価にはぎれセットなどを購入できるので、比較的費用もかからずに済みます。並縫いや半返し縫い、本返し縫い等の基礎的な裁縫の知識と技能があれば、手縫いでも気軽にできるので、教室に通わなくてもパッチワーク通信社の雑誌や書籍を読めば、ある程度独学でも作品を作ることができました。パッチワーク通信社のキルトの雑誌には、中級から上級者向けの作品が多いです。雑誌よりも書籍の方が基礎的な作り方が丁寧に記載されているため、初心者はある程度書籍で慣れてから、雑誌を読む方がスムーズに入り込めるでしょう。パッチワークをする際に手縫いが苦手な場合は、ミシンでのキルトを縫い合わせることもできます。明るい色調のハワイアンキルトも人気で、著名なタレントや作家の作品も記載されていました。point 447 | 1

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写真:tsukurira.point 69 | com
それ以外のパッチワークが記載されている雑誌では、和風の布を縫いつないで作成する書籍も人気があります。和風の小物やバッグ、小さなマスコットの作成の仕方が記載されている本もありました。和柄がプリントされたコットンやちりめん生地、着物の端切れの生地を使って作るもので、和装小物としても使える物も多く記載されていて、主にシニア層の女性に好まれました。パッチワーク以外の手芸では、折り紙の雑誌も非常に人気があり、その季節に合うテーマに沿った作品や童話の世界を表現した作品が多く紹介され、非常に人気がありました。point 322 | 1

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写真:bears-paw.point 69 | com
パッチワーク通信社では、名前の通りパッチワークの作品に力を入れていたため、出版物以外にも活動の場を広げていました。国内でも規模の大きいキルトの展示会を開催したり、パッチワークやキルト関連の講習会を開いたりなど、キルトの素晴らしさを伝えるためにパッチワーク関連のイベントを多く開いていました。2015年以降は会社の存続が難しくなったので、パッチワーク通信社が主催する展示会は行われなくなりましたが、他の手芸関連の会社やメディア関連の会社が主催しているイベントや講習会は行われていますので、キルトを学ぶ場は脈々と受け継がれていると言えるでしょう。point 343 | 1

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