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妻夫木聡の代表作は?ドラマではなく映画出演にこだわる理由


妻夫木聡は、テレビドラマでも大活躍の俳優ですが、映画出演を優先したい気持ちが強いようです。妻夫木聡は、大河ドラマでも主役を演じ、その大河ドラマは高視聴率をはじき出しましたから、お茶の間でもお馴染みの俳優です。ただ、常に連続テレビドラマに出演しているというわけではなく、特に最近は、あまり見かけなくなっています。妻夫木聡は、じっくりと作品づくりができる映画のほうの出演にこだわっているようです。


写真:シネマトゥデイ

 

代表作の「ジョゼと虎と魚たち」


写真:Yahoo!ブログ

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妻夫木聡の代表作のひとつに、「ジョゼと虎と魚たち」という映画があります。2003年に公開され、モントリオール世界映画祭やシカゴ国際映画祭、東京国際映画祭などに正式出品されました。監督は、「メゾンドヒミコ」でも知られる名監督の犬童一心です。この作品で妻夫木聡は、比較的やさしい気持ちを持った、ごく平凡な大学生を演じています。その「比較的やさしい気持ちを持った、ごく平凡な」人物が最後に下す決断に、愕然とさせられるというラストとなります。point 217 | 1

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写真:livedoor Blog

監督はこの映画を「ダメ男の踏み絵」と称しています。いかにも好青年タイプの妻夫木聡が、明るく軽快に、のびやかに主人公を演じていることで、そうした深刻なテーマが、いっそうのしかかってくるような、そんな映画です。

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自然に演じ切れる俳優


写真:livedoor Blog

妻夫木聡はそのずっと後に、「悪人」という映画でも主演していますが、その時に妻夫木聡が演じた役は、「ジョゼと虎と魚たち」で妻夫木聡が捨てる形になった少女と、立場上は似通っています。「ジョゼと虎と魚たち」に出演していた頃は、好青年役がぴったりの俳優でしたが、その7年後の映画「悪人」を見ると、こういう役にもうってつけの俳優だと感じさせられます。幅広いキャラクターを、自然に演じ切れるすばらしい才能を持った俳優と言えるでしょう。point 292 | 1

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代表テレビドラマ「砦なき者」


写真:blog.roodo.com

テレビドラマでは、2004年の「砦なき者」が代表作でしょう。役所広司と共演した作品です。このときの妻夫木聡の役は、「悪人」の役とかなり似ています。それまでアイドル的な人気もあり、好青年役が多かった妻夫木聡の、意外な側面を見せたとも言えるこの作品があったから、「悪人」に起用されたのかもしれないと考えられるほど、冷たく無機的な雰囲気が共通しています。役所広司と一対一で対峙する場面は圧巻です。作品自体も素晴らしいですが、妻夫木聡と役所広司の演技も最高です。point 308 | 1

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写真:crunchyroll.com

この5年後に、大河ドラマで主演することになるわけですが、すでに2004年の段階で、一流の俳優に仲間入りしていたと言えます。

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