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【お医者さんに聞いた】子宮頸がんの症状は?検診の流れと主な治療法3つ


子宮頸がん

写真:Google Image Search

女性特有の病気というのがいくつか存在します。

そのうちの1つが子宮頸がんです。

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婦人科系のがんの中では、乳がんの次に罹患率が多いといわれています。

さらに最近では20~30代の女性に増えているといいます。

そんな子宮頸がんにつて、今回は詳しく見ていきましょう。

 

子宮頸がんとは?

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子宮頸がんとは子宮頸部にできるガンです。

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子宮頸部は、膣につながる子宮の入り口部分のことです。

子宮がんには「子宮体がん」と呼ばれる子宮の奥にできるものもあります。

子宮がんのうち約6割は子宮頸がんです。

子宮頸がんは年間で約1万900人がかかるといわれ、年間で約3000人が子宮頸がんで死亡しています。

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子宮頸がんの原因は?

子宮頸がんは、「ヒトパピローマウイルス(HPV)」に感染することが原因だといわれています。

「ヒトパピローマウイルス(HPV)」は性行為によって感染するといわれ、約8割の女性が一度は感染したことのあるウイルスなのだそうです。

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つまり「ヒトパピローマウイルス(HPV)」というのは、ごくありふれたウイルスなのです。

ただし、「ヒトパピローマウイルス(HPV)」に感染したら必ず子宮頸がんになるというわけではありません。

人には免疫力があるので、感染しても排除することができます。

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しかし、これが排除できなかった場合に、ウイルスががんの前段階である病変になり、がんになるのです。

 

子宮頸がんの症状

子宮頸がんは進行するにつれて症状が現れます。

初期には自覚症状があまりありません。

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以下のような症状がある場合には、すぐに産婦人科を受診しましょう。

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・不正出血(生理のとき以外の出血)がある。

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・性交時に出血する。

・生理の際の出血量が増える。

・生理の期間が長くなる。

・おりものの量が増える(茶褐色のおりもの、水っぽいおりもの、粘り気のあるおりものなど)。

・おりもののニオイが強くなる。

・下腹部、腰などに痛みを感じる。

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子宮頸がん検診

子宮頸がんは子宮の入り口にあるので、発見されやすいです。

定期的な検診は、早期発見につながり、治療することができます。

ただし、初期症状がないので自分で異変に気付いた時には、がんが進行している場合もあります。

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定期的な検診によって、早く見つけられるようにしましょう。

厚生労働省では、20歳以上の女性に対して、2年に1回の子宮頸がん検診を勧めています。

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子宮頸がん検診の流れは、次のとおりです。

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1.問診

・月経の状態(生理周期、最近の生理はいつあったか、生理痛の有無など)

・妊娠・出産の経歴

・これまでにホルモン治療を受けたことがあるか(ピルの服用、不妊治療、更年期障害の治療など)

・6ヶ月以内に不正出血があったか

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・これまでに検診を受けたことがあるか

などが質問されます。

2.視診

子宮頸部の状況を観察します。

観察には腟鏡(クスコ)という器具を使い、これを腟に挿入します。

3.内診

お医者さんが片方の手の指を腟に入れ、もう片方の手でお腹を抑えます。

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これで、腫れなどがないかどうかを触診します。

4.細胞診

やわらかいブラシなどで子宮頸部の表面の粘膜を軽くこすって細胞を採取します。

これを顕微鏡で観察し、異常な細胞がないかどうかを調べます。

子宮頸がんの治療法

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子宮頸がんの治療は主に3種類です。

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1.手術

がんの病巣部を直接切除する方法です

早期の子宮頸がんでは、ほとんど手術で治療します。

手術の方法も多様で、「円錐切除術」「単純子宮全摘出術」「広汎子宮全摘出術」などがあります。

2.放射線治療

細胞を傷つける作用を持つ放射線をがんの病巣部に照射し、がん細胞を死滅させる方法です。

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手術では切除しきれない場合に行います。

完治を目指す治療法で、手術後に再発予防のために補助的な治療として行われることもあります。

3.抗がん剤治療

抗がん剤には、がん細胞の増殖を妨げたり、がん細胞そのものを破壊したりする作用があります。

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手術や放射線治療は、がんの病巣だけに的を絞って治療する方法です。

抗がん剤治療は、体全体に作用する方法です。

がんかかなり進行していて転移などがある場合に行われます。

 

子宮頸がんまとめ

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子宮頸がんは若い女性に増えてきています。

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性行為によって感染するウイルスが、排除できないとがんに変わってしまいます。

初期段階では自覚症状があまりないので、子宮頸がんの定期的な検診を受けるようにしましょう。