冬になったらたくさん出回る白菜はいろんな料理で楽しめますが、美味しく食べきるために今度は何を作ろうかと悩むのではないでしょうか。そんな時こそ、手軽に作れる浅漬けがおすすめです。漬物は難しそうに思えますが、思い立った時にさっと作れるのでたっぷり作っておけばお弁当に、晩御飯のおかずに一品付け加えたりといろいろ利用ができます。味もあっさりとして食べやすいですから、新鮮な白菜が手に入ったら作っておきましょう。
基本的な作り方を覚えよう
写真:柳川香織のおうちごはん日記|レシピの女王
瑞々しい白菜を見ていると思わず笑顔になってしまいますが、漬物にして見ようと思っても難しそうなイメージを抱く方も多いです。浅漬けであれば材料もシンプルですし、作業も少ないので簡単です。材料で必要なのは、塩と昆布です。まずは使う白菜の重さを測ってから、約1.5~2%の量の塩を測っておきます。昆布はひとかけらほどあれば充分ですが、そのまま入れるのではなくてなるべく小さく細くカットしておくとより旨みが漬物に行き渡りやすくなりますので、手間を惜しまず作業しておきましょう。使う白菜の量は好きなだけ使って構いませんが、漬けやすいようにカットしておいて下さい。
写真:つくりおき食堂
漬ける時にはチャックつきのビニール袋やポリ袋を使うと、漬け込むのも楽ですし片付けるのも苦になりません。袋の中で塩や昆布を混ぜようとすると固まって漬けムラができたりもするので、袋に入れる前にボウルやバットなどで先にしっかりよく混ぜてから入れてきっちり封をしましょう。もしも袋の中で混ぜるのであれば、口を縛って中身が溢れないようにしてからよく振って混ぜて下さい。
漬け込む時間は最低でも1~2時間、3~4時間もつけておけば食べごろになります。食べるときには必要な量だけ取り出してしっかりと水気を絞ってから出しましょう。好みでしょうゆや七味などをかけて食べて下さい。
いろんな漬け方で漬けてみよう
写真:ブンセン株式会社
ほんの少しだけ作りたい時など、いろんなシーンで漬け方も変えてみるといいでしょう。漬けようと思った時に昆布がなかったら塩昆布で代用しても構いませんし、かつお節や顆粒だしなどでもいいのです。鷹の爪があれば加えておくとぴりっとした辛味がさらに漬物の旨みを引き出してくれます。
また、冬の時期にはにんじんも出回りますから千切りにして一緒に加えれば彩りもよくなりますし、生姜が好きならこちらも同じように千切りにして漬け込んでみてもよいでしょう。大根やカブなども食感や味のアクセントになります。
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漬物ではありますが、あくまで漬け方は浅いので保存する時は冷蔵庫で保管することが大切です。3~4日ぐらいには食べきるようにして、また食べたいと思ったら浅漬けなので新しいものを用意して受けなおすといいでしょう。普段の食事の時のご飯と一緒に食べるだけでなく、お弁当に入れたりサラダと一緒に合わせて食べたりといろんな使い方ができます。
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ちょっと小腹が空いた時にご飯しかないというときにも、浅漬けが作ってあればその上にのせてしょうゆをかけて、お茶を注げば手軽にお茶漬けでさらさらと食べられます。お酒を嗜む方であればおつまみにもなります。冬には大量に頂く機会も多いですから、大量消費のレシピの一つに覚えておきましょう。
まとめ
写真:mybest
しゃきしゃきとした歯ごたえで瑞々しい白菜の食べ方は、本当にたくさんあります。その中でも浅漬けは本当にシンプルな材料でただ漬け込むだけで出来上がります。たまにはしみじみとご飯と味噌汁、お漬物というような食事にしてみるのも、日々いろんなものを食べる機会が増えて疲れ気味な胃にも優しいのではないでしょうか。常備菜の一つとして作っておくと、食卓にそっと置いておけばいつの間にかなくなっているぐらいの名脇役として活躍してくれるでしょう。