大津市内の銭湯で、サウナ室の温度設定を客が操作して「140度以上」にされたと訴える緊急ツイートが大きな波紋を呼んでいます。その真相に迫っていきましょう。
滋賀県大津市にある銭湯が14日夜、何者かにサウナの温度を140℃という高温に設定される被害に遭ったといいます。店側は117日、警察に被害届を提出しました。大津市の「都湯」によりますと、14日午後9時ごろ、利用者から「サウナに熱すぎて入れない」と店に苦情が入ったとのこと。
この店では通常、サウナの温度を110℃に設定していましたが、店主が温度の制御盤を確認したところ、男湯と女湯ともに140℃に変わっていたといいます。 都湯の番頭・原俊樹さんは「ちょっと悪質ないたずらで、びっくりしました。(140℃だと)ふつうの人だと入れないし、なにせ危険ですよね」と言及。
実際に客の健康被害はなかったというが、一歩間違えば生命に関わる事案だけに、「ほんまに危ないです。絶対にやめてほしいです」と怒り、悲痛な思いを吐露しました。お店は創業50~60年とされ、2016年に先代が亡くなったため1度閉店。男性が18年に再開させた老舗銭湯だといいます。
銭湯猫マンガ「みゃーこ湯のトタンくん」のモデル店でもあり、サウナを導入して30年、これまでこうしたいたずら被害は「1度もなかった」といい、驚きを隠せなかった様子です。店側では、男湯の客とみられる何者かが温度設定を高い状態にいじったと考えているということで、当日に利用した常連客らから様子を聞き、温度が異常になった時間を推定したといいます。
幸いなことに、客の健康被害はなかったようですが、大変悪質な事案ですね。ネット上ではこんな声があがっています。「これは早々に警察に報告すべき事案だな。 命の危険に関わるということは刑事事件で場合によっては過失にあたるのではないだろうか。」「これで客が火傷や気分を害すれば暴行や傷害罪、家事にもなりうる事で放火未遂罪もあり得ます。監視カメラがあれば調べられる可能性もありますが、分からなくても抑止効果はあると思いますので、しっかりと対処した方がよいのではと思います。」
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