新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、年末年始の行事も従来どおりにはいかないことも多いのですが、この時期には特に「オンライン参拝」に対する需要が高まっているとのことですが、これには世間でも様々な反応がみられます。
新型コロナウイルスの影響で「オンライン参拝」の需要高まる?
新型コロナウイルスの感染予防のために多くの神社で「オンライン参拝」を導入している中、これに対し世間では様々な意見が寄せられています。まず、ご利益を得るために直接神社に行くことを重んじる方の意見としては「オンラインだとご利益を得られた気分にならない」「軽々しくてお金を払う気にならない」といった意見が。
しかし、「オンラインでもご利益があることを信じる気持ちがあればそれでいいのではないか」「オンラインでもオフラインでもご利益は変わらないと思う」といった、「オンライン参拝」を決して否定しない方も少なくありません。要は個人の気の持ちようが関わっている、といったところでしょう。
元々遠隔でも参拝が可能?
ちなみに、神社側も参拝を受け付ける際、必ずしも直接神社に訪れて参拝しなければいけない、と言ってるわけでもなく、古くから「遥拝」という遠隔での参拝も許容していることから、「オンライン参拝」は新時代での「遥拝」といえるのではないでしょうか。
また、お祓いなどの行事も代理人の参加も可能なところもあります。神社側もオンライン参拝を導入しているということは、従来通り参拝客に積極的に利用してもらえるようにという思いもあるのではないでしょうか。何よりも神聖な神社にウイルスが入ってくることが一番の問題となることでしょう。
まとめ
このように、新型コロナウイルスの影響で「オンライン参拝」を導入している神社も少なくありませんが、「直接神社に行くことに意味がある」と考える方もいれば「オンラインでも信じる気持ちがあればいい」という方もいるという、人によって意見は千差万別ですが、コロナ禍をきっかけに伝統行事に対する認識も大きく変わっていくのかもしれません。