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vシネマの人気俳優といえば誰?


根強い人気のあるvシネマはvideoとcinemaを合わせた造語で、劇場公開を目的としないビデオ専用に製作された映画のことです。日本映画全体の興業収益が低迷していた1989年に、その打開策として東映が立ち上げた営業戦略で、劇場用映画よりも低予算で製作できることが大きな特徴です。vシネマを中心に出演する役者は劇場用映画やテレビなどにはあまり出演しない傾向にありましたが、現在ではその垣根も無くなり幅広く活躍する役者が増えてきました。ここではそのvシネマの人気俳優を何人かご紹介します。

写真:detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

◼︎誰もが認めるvシネマの帝王「哀川翔」と「竹内力」

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写真:g-v.co.jp

vシネマと言うと任侠道や男の世界を描いたものを思い浮かべてしまいがちですが、そんな世界に登場する俳優は渋くてかっこいい人が多いことが特徴です。まず代表的な人気俳優と言えば「哀川翔」と「竹内力」の2人に異を唱える人はいないでしょう。現在ではテレビドラマやバラエティ番組で引っ張りだこの2人ですが、哀川翔は元々路上パフォーマンス集団の劇男一世風靡に所属しており、一世風靡セピアのメンバーとして歌手活動をしていました。その後テレビドラマに俳優として出演したところその演技力がvシネマ監督に認められ、以降vシネマの世界で活躍しヒット作「ゼブラーマン」で主演作品100本の快挙を成し遂げました。
竹内力は高校卒業後銀行に勤めていましたが、辞めて上京しウェイターをしていたところスカウトされて俳優の道をスタートさせますが、徐々に活動の場がvシネマの世界に移っていきました。その強面の風貌と迫力の演技で圧倒的な存在感を放ち、数多くのヒット作を生み出します。特に「難波金融伝・ミナミの帝王」は大人気を博し、役名の萬田銀次郎があまりにもハマリ役であったため、現在でも「銀ちゃん」と声をかけられることが多いそうです。哀川翔と竹内力は「vシネマの帝王」と呼ばれる2大スターで、現在でも幅広い芸能活動を続けています。point 557 | 1

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写真:sei-syun.info

◼︎強面で人気の「寺島進」「白竜」「小沢仁志」

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写真:filt.jp

「寺島進」は高校卒業後俳優養成学校で演技を学んでいたところ、殺陣の稽古のときにその演技力を認められ映画出演が決まります。vシネマではやくざ映画への出演が多く、その強面の風貌も相まって「本物の極道ではないか」との噂が立ったこともあります。2005年からはテレビドラマなどへも活躍の場を広げ、数多くの人気ドラマに出演しています。
ミュージシャンとしてのデビューが芸能活動のスタートだった「白竜」は、その重厚な外見からvシネマに活動の場を見出し極道映画に多数出演します。冷酷非情な役どころや殺し屋などを演じることが多いですが、私生活では役柄と異なり、暴力や喧嘩が嫌いな温和な性格であることを誰もが認めるほどの明るく気さくな人物です。
自らを顔面凶器と言うほど怖い顔の「小沢仁志」は、やはり極道映画への出演が多く、私生活でも数々の伝説を残しています。普通に街を歩いているだけでも周りの人が避けることが多く、警察官に職務質問をされることが非常に多いと語っています。海外に出かけたときは入国審査で必ず止められると言うほどの強面ですが、それらを笑って話せる小沢仁志はとても寛容な人のようです。俳優活動以外にも映画監督やプロデューサーとしても活躍していますが、その際は「OZAWA」名義で活動し、映画監督としても多くの作品を制作しています。point 570 | 1

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写真:iam-publicidad.org

◼︎まとめ

元々は東映が始めたvシネマですが、その人気が定着し始めて他の企業も製作するようになりました。現在ではvシネマで名を上げた俳優がテレビなどで活躍していますが、まだまだ名前の知られていない俳優が大勢vシネマ界で活動しています。出演料の高騰は製作費に大きく影響するため、彼らの年収や待遇は、普通の俳優に比べるとかなり低いのが現状ですが、今後新たなスターがvシネマ界から現れてくることを大いに期待しましょう。point 276 | 1

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