ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（以下USJ、大阪市）の運営会社が、2021年度入社の新卒採用活動を中止したことが5月29日、明らかになりました。
関係者の話によると、新型コロナウイルス感染拡大の影響により今年2月末から臨時休業が続いているため、このまま採用活動を続けるのは困難と判断し、新卒の採用活動を途中で打ち切ったことがわかりました。
USJの運営会社によりますと、活動を打ち切ったのは来年春に卒業する大学生などを対象とした採用だということです。
USJはここ数年、100人前後を採用し、来年度の選考も途中まで進んでいましたが、今月29日にも対象の学生に採用活動中止をメールで連絡したと発表。
すでに内定を出している数人の留学生などはそのまま採用するとしましたが、新型コロナウイルスの影響で面接などに学生を集めることが難しいうえ、営業自粛による業績悪化の影響もあったということです。
今年4月には120人が入社しているUSJですが、「感染防止対策などの厳しい状況の中で苦渋の決断をした」とコメントしています。
また、営業再開日については未定だということです。
21年度は選考途中だった学生も多く、突然の活動中止の連絡に学生からは「不誠実だ」との声も上がっているようですが、USJ側も苦渋の判断だったわけで今回ばかりは残念としか言いようがありませんね…。
外国人観光客の戻りは現時点で全く予想できない状況であり、現状では海外からのビジネス渡航も一切認めおらず、行き先が本当に不透明な状態ですね。
特にUSJがある大阪はインバウンドに支えられている分、今はコロナが沈静化するのを待つしかないのでしょうね。
これら一連の報道を受け、ネット上ではこんな意見が寄せられています。
「赤字垂れ流しの現状ではやむを得ない判断かと」
「競争にさらされている民間企業なのだから、日本の学生の内定率より自社の利益優先。
氷河期が訪れようが無職引きこもりが大量生産されようが採用をゼロにするのは当然。」
「緊急事態解除とは言え、現在の状況や今後の見通しも不透明で、さすがに仕方ないと思います。」
などのコメントが寄せられていました。