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妊娠中期に頻尿になってしまう理由は?


妊娠中期に頻尿に悩まされる女性は多いです。頻尿とは一般的に起床後から就寝までの排尿回数が8回を超えることを言いますが、妊娠中期の女性の場合、さっきお手洗いに行ったばかりなのにまた行きたいなど、かなりの頻度でトイレに行きたくなるケースが多いです。そうなると昼間にお出掛けすることが億劫になりますし、また夜中に何回も目が覚めてしまったりして、ぐっすり眠ることができないなど、さまざまなことに悩まされるかもしれません。そんな辛い頻尿は何とかして改善したいものですが、妊娠中期に頻尿になる原因としてはさまざまなことが挙げられます。

 


写真:woman.excite.co.jp

まず、妊娠によって腎臓の働きが活発になっているためです。妊娠中はお腹の中の赤ちゃんの成長を促すために、いつもよりも多くの血液が体内で作られます。それがなぜ腎臓の働きに関係するのかというと、実は腎臓は血液をきれいにするろ過という役割を持っているのです。お腹の中の赤ちゃんのために腎臓は頑張って血液をろ過し、またその際に尿の元となるものが一緒に体の中で作られるため、結果として母体の頻尿に繋がります。

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写真:feature.cozre.jp

さらに、赤ちゃんの成長につれて子宮が大きくなり、膀胱が圧迫されることも原因の一つとして挙げられます。膀胱自体が圧迫されるとさほど大量に水分を取っていなくても、膀胱内に長時間尿を留めておくことが難しくなるため、頻尿になります。

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写真:getnews.jp

人によっては妊娠初期から頻尿になることもあり、出産を行うまで頻尿が治まる可能性は低いです。ですが、妊娠中の頻尿はお腹の中で赤ちゃんが成長していることの証でもありますし、出産すれば一気に症状が治まることも珍しくありません。

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写真:hinnyou-taisaku.com

トイレが近いと家族と一緒にお出掛けした際にも気を使わせてしまうかもしれませんし、トイレが近くにない場所に行くことは不安かもしれませんが、決して病気などではないため、今だけということを家族にも理解してもらい、マタニティライフを楽しむようにすることがおすすめです。

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写真:baby-calendar.jp

ですが、時に妊娠中の頻尿に気をつけなければならないことがあります。それは感染症の疑いです。トイレに行きたいのに我慢していると、膀胱炎になる可能性があります。膀胱炎の症状としては尿の濁りや残尿感などが挙げられますが、症状に気がつきながらも放置することで、早産や流産などの恐れを引き起こします。また、悪化することで腎臓炎という病気を発症することがあり、腎臓炎になると高熱が出るばかりでなく、入院での治療が必要となる可能性が高いです。膀胱炎は早期に治療することで妊娠には影響は現れません。その時の状況によっては中々トイレに行けないという場面もあるかもしれませんが、トイレは決して我慢せずに済ませることが何より大切で、そして少しでも尿の調子がおかしいと感じたら、かかりつけ医に相談することが大切です。point 427 | 1

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写真:192abc.com

また、尿漏れが心配な場合は、尿漏れパッドや生理用ナプキンなどを上手く活用すると良いでしょう。少量であれば生理用ナプキンでも問題はありませんし、量が多いことで悩んでいる人は尿漏れパッドを自分の状況に応じて選んでみることがおすすめです。

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写真:feature.cozre.jp

そして使用する際は、常に清潔に保つように意識すると良いです。特に夏場などは蒸れやすく、患部がかぶれてしまうことがあるかもしれません。そのため、入浴の際にはきれいに洗うように意識したり、また汚れたらこまめにシートを交換するように心がけることが大切です。

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写真:kosodate-march.jp

さらに、妊娠中期の頻尿を予防するためには骨盤底筋群という筋肉を鍛えることが効果的だと言われています。鍛え方などはネットや本などで手軽に調べることができるため、気になる人はチェックしてみても良いかもしれません。

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