今月22日、木下富美子都議は記者会見で、「本日、議長に辞表を提出することを決断いたしました」として辞職することを明らかにしたのでした。
そして議員報酬は寄付をしたと説明しました。木下都議は都議選の期間中の7月、免許停止期間中に運転し、人身事故を起こしたなどとして書類送検されており、在宅起訴されていました。
また、都公安委員会が運転免許取り消しの処分を決定しています。このことについて、木下都議は「議員であろうがなかろうが、あってはならないこと。多くの方から、到底許されない、規範意識が薄い、議員としての資質にかけるなどの厳しい意見をいただいている、当然のことだと思う。私の交通法規に対する遵法精神が弛緩していたことについては本当に申し訳なく、猛省をしている。同じ過ちを繰り返さないため、運転免許の再取得はしない、自ら運転はしない。事故当時に乗っていた車は処分した。お怪我をされた方に対しては本当に申し訳なく、改めてお見舞いを申し上げる」と話したのでした。
木下都議をめぐっては、都議会から2度の辞職勧告決議が出ており、およそ1カ月ぶりに登庁した小池都知事は「この状況を客観的に理解し出処進退を彼女自身が決すると確信している」と話していました。
議会運営委員会は24日の臨時委員会への出席を要請しており、2度の辞職勧告に対する考えや無免許運転をしたことなどについて質問する予定でした。
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