今月2日、国連の国際戦犯法廷で主任検察官を務めたカルラ・デルポンテさん(75歳)が、ウクライナ侵攻をめぐり、プーチン大統領の逮捕状を出すべきだという意向を示したのでした。
デルポンテさんは、旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷とルワンダ国際戦犯法廷の主任検察官を歴任しており、”戦争犯罪”についての調査に詳しい人物です。
デルポンテさんは”プーチンは戦争犯〇人“と指摘し、2月から始まったウクライナ侵攻以来、ロシア軍が行った戦争犯罪の責任を取らせるために、プーチン大統領とロシア政府高官を対象とした『国際逮捕状』が必要だと言及したのでした。
デルポンテさんは逮捕状の発行についても「戦争犯罪の加害者を逮捕し、ICCに提訴することができる唯一の手段」とし、逮捕状が出たとしても、プーチン大統領がロシア国内にとどまる限り身柄は拘束されないですが、「出国はできなくなる」とのことで「多くの国が”反プーチン“であることを示す強いメッセージになる」と話したのでした。

先月3日、ICCの主任検察官はウクライナ侵攻での戦争犯罪について、40か国以上の賛成を得て捜査を開始したと発表しています。
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