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ちょっと待った!!”高齢者運転の10の掟”あなたのご家族は大丈夫ですか??


75歳以上のドライバーによる死亡事故は前年に比べて急増の一途をたどっています。最近、高齢者の暴走運転による事故が相次いでいますが、自分の親は大丈夫と思っていませんか??そこで今回、高齢者ドライバーこそ陥りやすい”罠”や、何を気をつければいいのかという”注意点”、さらに免許返納を促す親の説得方法をご紹介します。

高齢者ドライバーによる死亡事故が急増

高齢者の暴走運転事故といえば、当時87歳男性の運転によって、母親と当時3歳の幼い娘が命を落としました。この痛ましいニュースに、現場の東京・池袋の高架下には、献花台が歩道に設置され、今も100本を超える清涼飲料水のペットボトルと、その脇に50束ほどの花束が手向けられています。

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弁護士ドットコム

「加害者の飯塚幸三氏は東大卒の元通産官僚。現在も入院中で逃亡の恐れもないため、逮捕はされていません。なぜ運転を止められなかったのか、と家族への批判の声も出た。死傷者は計10名で、損害賠償額は1億円を超える可能性もあります」(社会部記者)

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FNN.point 54 | jpプライムオンライン

未だ、加害者の逮捕されていない現状に、不満の声が相次いでいますが、「ウチの親も車を運転しているし…このままハンドルを握らせていて大丈夫なのかな」と不安に思った方もいるのではないでしょうか??実際、75歳以上のドライバーによる死亡事故は460件(18年)と、前年に比べて42件増と急増しています。point 218 | 1

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高齢者の認知機能の低下に追いつかない現状

政府は、高齢者ドライバーの運転事故を危険視し道路法を改正。5歳以上の高齢者は3年ごとに教習所などで認知機能検査を受けることが義務付けられました。しかし、その成果は現状、得られていません。

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文春オンライン

検査の内容は、16種類のイラストを見て、数分後に何が描かれていたかを答える記憶力テストなどで、49点未満だと認知症の疑いありとされます。そうすると医師の診断を受けなくてはならず、さらに認知症と診断されると免許剥奪となってしまいます。ところが昨年検査を受けた約217万人のうち、免許停止に至ったのは、僅か約2000人にとどまっているのです。point 226 | 1

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毎日が発見ネット

これを受けて、脳と運転の研究を行う高知工科大学・朴啓彰(パクケチヤン)客員教授が警鐘を鳴らしました。

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「高齢者の認知機能は一気に低下することも多い。しかし認知機能検査は3年に一度なので、その変化に対応できません。また、運転に必要なとっさの判断も確かめようがないのです」

池袋暴走運転事故の加害者である飯塚氏もこの検査を受け、”問題なし”と診断されていました。しかしその翌年、足を悪くするなど肉体の衰えが目立ち始めたていたそうです。

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高齢者運転「本当に危ない兆候10」

そこで今回、専門家への取材をもとに作られた”高齢者運転「本当に危ない兆候10」”をご自身やご家族と一緒に確認してみてください。

文春オンライン

1.心構え

岩手県立大学交通工学専門の元田良孝名誉教授によると、事故が多い雨天や夜間などでも、“自分だけは大丈夫”とハンドルを握ってしまう高齢ドライバーが多いのは、自意識過剰になっているためだと話しています。

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「まず気をつけたいのは、運転に臨む心構えです。盛岡市内の65歳以上を対象にアンケートを行ったところ、運転には『自信がある』『自信が少しある』が9割以上。しかも自信ありの割合は年齢が上がるほど増加していました」

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5.ペダル操作

大惨事を招きかねないのが、アクセルとブレーキの踏み間違いです。今月にも高齢者のペダル誤操作により、公園で遊んでいた保育園児達に車が突っ込むという事故がありました。

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www.point 142 |
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huffingtonpost.point 15 | jp

なぜペダルの誤操作が生じてしまうのか、それは“右”に意識が向くことによるものだそうです。例えば、高速道路やドライブスルーでの支払い場面。福山大学の関根康史准教授らの研究によると、高齢者は体の柔軟性が低下し、意識が右側に向けられている時、足元も無意識に右側にズレてしまう傾向があるといいます。つまり本人はブレーキペダルを踏んでいるつもりでも、右側のアクセルペダルを踏んでいる可能性があるのです。point 213 | 1

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NPO法人「高齢者安全運転支援研究会」事務局長の平塚雅之氏は「(右の窓を開けて操作する場面では、足の動きやパーキングブレーキを入れているかなどを確認しておきましょう」とできるだけ運転者の操作を確認するよう意識してほしいと話しています。

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7.車内の様子

また、本人は運転に自信があっても、車内で会話するのを嫌がったりしませんか??運転しながらの会話を嫌がるのは、通常の運転の注意や判断で手一杯となっている証拠です。首の上げ下げをしなくなり、『止まれ』の標識や黄色、赤信号などを見逃しかねません。

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ダイヤモンド・オンライン

「どんな人でも年を重ねれば、視野が狭くなり、注意する機能も衰えてしまうもの。その衰えは、交差点の右折など歩行者や対向車など様々な対象を捉え、危険を予測し判断をしなくてはいけない場面で如実に現れます」(前出・平塚氏)

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9.右左折

また、高齢者の運転に詳しい慶應義塾大学医学部の三村將(まさる)教授によると、交差点でのウインカー操作にも注意が必要だと話します。

「交差点で曲がる際、ハンドルを切ることばかりに気が取られ、ウインカーを出し忘れていたら要注意。一度に様々な方向に注意を分散できなくなるのは認知機能低下の兆候です」

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10.車庫入れ

特に高齢ドライバーに多いのが、バックや切り返しなどが求められる駐車場での事故です。東京医科歯科大学認知症や老年学専門の朝田隆特任教授は家族がよく観察することが大事だと話しています。

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webcartop.point 157 |
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jp

「高齢者は空間認知能力が若い頃よりも低下しています。そのため、後ろを見ながらの操作になると、他の車両との位置関係や速度などを瞬時に把握できなくなってしまう。車庫入れで斜めに停めたり、切り返しが増えるなどバックが下手になり、ひどいと車に傷をつけるようになる。家族が普段からよく確認しておくといいでしょう」point 153 | 1

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今となっては取り返しのつかないことですが、過去に同事件の飯塚氏も、バックで車庫入れする際に何度もハンドルを切り直しては失敗していたそうです。そこで妻から細かな指示を出してもらい、ようやく駐車をしていた場面が目撃されています。

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認知機能の低下を「逆キツネポーズ」で確認

このようにご家族に少しでも不安だな、危険だなと思い当たる兆候があれば、運転を控えることをオススメしてみてください。またご自身で認知機能の低下を簡単に確かめられる方法もあります。

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情報ステーショントクネタ

それが「逆キツネポーズ」というものです。前出の三村氏によると、

「キツネのポーズを両手で作って、片方の手を反転させて胸の前で人差し指と小指をくっつける。親御さんに一度、『このポーズをそのままやって』と言って同じポーズが出来るか試してみて下さい。もしキツネを反転させられなかったりしてうまく出来ないようであれば、空間認知の機能が低下している可能性があります」

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今回は、簡単に試せる”逆キツネポーズ”や”高齢者運転「本当に危ない兆候10」”をご紹介しました。運転誤操作による痛ましい事故をもう二度と起こさないようぜひ参考にしてみてください。

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