ラーメン文化がすっかり定着した昨今、激辛を売りにした激辛ラーメンも大人気です。ひと昔前は、スープに唐辛子を大量にぶち込んだだけの店が多かったものの、競争の激化とともにしっかりダシをとった本格的な激辛ラーメン店が相次いで誕生しています。一度は寄ってみたい首都圏の店をいくつかご紹介しましょう。
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「からうまい」を流行させた元祖「蒙古タンメン中本」
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まずは、なんといっても「蒙古タンメン中本」でしょう。毎日通い続ける熱狂的な「中毒患者」を多数抱える「中本」は、「うまからい」という激辛ラーメンの分野を流行させた元祖的な存在です。
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看板メニューは店名にもなっている「蒙古タンメン」。豚骨と野菜をじっくり煮込んだ辛味噌スープに太麺、そこに激辛マーボ豆腐をトッピングさせた逸品です。通の間では入門編の辛さだといいます。
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最高ランクの辛さのメニューは「北極ラーメン」と、つけ麺タイプの「冷やし味噌ラーメン」。真っ赤な唐辛子スープは一瞬にして舌を炎で包むのに、ついつい先が飲みたくなるのは不思議なところ。激辛の中でも旨味をしっかり浮き立たせるところが「からうま」たる所以でしょう。
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ドラマ「ラーメン大好き小泉さん」でも、ヒロインは汗を流しながらも最後の一滴までまで「北極」のスープを飲み干していました。
見た目とは正反対の「青唐辛子」の辛さ
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激辛ラーメンの代名詞といえば、「中本」の北極ラーメンのような真っ赤なスープです。ところが、新宿区は四ッ谷駅近くの「支那そば屋こうや」の人気メニュー「極辣麺」のスープは赤色ではなく、普通のタンメンのように透明に近い白色。実は、青唐辛子を使っているので辛そうには見えませんが、辛さは格別です。
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青唐辛子は赤唐辛子より辛いといわれ、舌に伝わる辛さが後から後からどんどん加わってくるのが特徴です。名物のワンタン麺とともに都内でも人気店として知られています。
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同じく青唐辛子を使った激辛ラーメンがあるのが、埼玉県入間市の「頑八」です。茶畑の隣にある目立たない店ですが、ここの「激辛タンメン」は、たっぷり野菜の甘みも引き出したなかなかの絶品。青唐辛子の辛さを好みで調整してくれるもこの店の特徴です。
本格四川料理「汁なしタンタン麺」は山椒の辛さ
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写真:己【おれ】
中国の四川料理の一つ「汁なしタンタン麺」を売りにする激辛ラーメンも増えてきました。豊島区・池袋駅近くの四川料理専門店「揚」の「汁なしタンタン麺」は、人気ドラマシリーズ「孤独のグルメ」でも紹介されました。スパゲティーのような太麺を下からかきまぜると、まるで見た目はナポリタン。しかし、一口食べると衝撃が走ります。
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ここの辛さの正体は「山椒」。水を飲むとさらに辛さが増すので要注意です。
辛さを調節して「激辛」を楽しみましょう
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激辛ラーメンといっても、辛党だけが特権的に味わえるものではありません。「蒙古タンメン中本」でも、「激辛初心者」用のメニューを揃え、辛さのランクがわかる表示も工夫されています。店員さんに「辛さを抑えめに」と頼んでみるのもよいでしょう。でも、くれぐれも激辛の食べ過ぎには注意してください。