愛知県豊橋市は、豊橋カレーうどん・次郎柿・ちくわ・うずらの卵・五平餅といった人気のグルメがいっぱいの都市です。豊橋市は愛知県の南東部にあり、豊橋平野の上に市域が広がっています。豊橋市内には豊川や梅田川が流れており、河口は三河湾に接しています。豊橋市南部の沿岸は、太平洋に接しています。市内の中心部を東海道が横断しているので、江戸時代には宿場町として発展しました。現在、豊橋市は中核市に指定されています。
愛知県豊橋市の名物「豊橋カレーうどん」
写真:ファクトリーギア
愛知県豊橋市には、様々なジャンルの名物や名産品があります。豊橋市を代表するグルメには、豊橋カレーうどんがあります。豊橋カレーうどんは観光コンベンション協会が地域起こしを目的に企画して、麺類組合に開発を依頼して誕生したご当地グルメです。当時、ご当地グルメがブームになっていたこともありますが、豊橋市のうどんの歴史は古く消費量も多いことから開発されました。豊橋カレーうどんは豊橋市内にある様々な飲食店で提供されており、豊橋市を訪れる観光客にも人気になっています。
豊橋カレーうどんを名乗るためには、自家製麺を使用していることや器の底からご飯・とろろ・カレーうどんの順に入っていることなどが必要とされています。また豊橋産のうずらの卵を使用していることや福神漬け(紅しょうが・壷漬け)を添えることも豊橋カレーうどんの要件とされています。一般的なカレーうどんでは汁が残ってしまいますが豊橋カレーうどんの場合には、とろろご飯とカレーを合わせて食べる事ができます。カレーうどんの汁まで残さず食べられるのが豊橋カレーうどんの特徴で、2種類の料理を同時に味わうことができるというメリットもあります。
写真:Twitter
現在では、豊橋カレーうどんせんべいというお菓子も発売されています。出汁のきいたカレー味になっており、お土産として買い求める人も多くいます。
愛知県豊橋市の名産品
写真:ふるさとチョイス
愛知県豊橋市は温暖な気候と豊かな水源に恵まれている地域にあり、全国でも有数の農業地帯を形成しています。そのため豊橋市には、様々な名産品があります。まず、豊橋市内には練り物などの魚肉製品製造しているメーカーがあり、ちくわが名産品として知られています。豊橋のちくわは元々、三河湾でとれる海の幸を竹輪に巻き付けて焼いたのが始まりとされています。江戸時代には既に製造されていました。現在では豊橋の焼きちくわは、お土産や贈り物などに重宝されています。
写真:掛け軸・絵画の専門店 天象堂画廊 – はまぞう
豊橋市の名産品にはその他にも、大葉・次郎柿・うずらの卵などがあります。大葉は香味野菜として様々な料理に使われている食材で、防腐作用や細菌を殺菌する作用も持っています。次郎柿は甘柿の品種の1つで、甘味が強いのが特徴です。富有柿に比べると、果汁が少なく果実には歯ごたえがあります。うずらの卵は、B級グルメの豊橋カレーうどんにも使用されています。大葉・次郎柿・うずらの卵とも、豊橋市が日本で生産量の第一位を占めています。
そして豊橋市の銘菓には、ゆたかおこしと呼ばれるお菓子があります。ゆたかおこしは五穀豊穣を祈願して、豊川稲荷に献上したのが始まりと言われています。もち米を原料とするおこしに、きなこ入りの抹茶あんが一緒になった上品な味わいのお菓子です。
まとめ
写真:ウィキペディア
愛知県豊橋市は、温暖な気候と豊かな水源に恵まれています。全国でも有数の農業地帯で、様々な名物や名産品があります。大葉・次郎柿・うずらの卵の生産量は、豊橋市が日本で一位となっています。ちくわも名産品の1つです。豊橋市の銘菓には、上品な味わいが魅力のゆたかおこしもあります。それからご当地グルメの豊橋カレーうどんも有名で、地域おこしのために開発されました。豊橋カレーうどんは、汁まで残さず食べられるように工夫されています。