視聴者が“国民プロデューサー”となり、多くのアイドル候補生から投票でデビューするメンバーを選ぶという趣旨で、これまでI.
O.IやWanna One、日本でも人気のIZ*ONEといったアイドルグループを輩出し、韓国で大ブームを巻き起こしているオーディション番組『Produce 101』シリーズ（以下、プデュ）。しかし、この番組をめぐり裁判沙汰までも 起きているというのですが…。
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シーズン4に当たる「PRODUCE X 101」での投票操作疑惑が そのきっかけとなったようです。最終投票の結果について、怪しい点が多々あると視聴者から指摘され 一気に炎上となり、韓国の放送審議委員会に対して苦情が殺到したそうです。やがて 警察まで動き出す事態に発展。その後、ソウル中央地裁は、プロデューサー等2人の制作陣に対して逮捕状を出したのでした。得票数を操作した疑いで裁判にかけられた2人は 一審で有罪判決。そして、このほど二審でも実刑判決が言い渡されたのでした。point 295 | 1
去る18日、Mnet側は「Mnetは裁判所の判断を尊重し、今回の判決結果を謙虚に受け入れている。大きな社会的物議をかもした点について、改めて深くお詫び申し上げる」と述べました。特にMnetは「特に今回の裁判過程で被害を受けた練習生の方々のリストが公開された。私たちによって深く傷付いた被害練習生及びその家族の皆様にも申し訳なく思う」と付け加えました。point 233 | 1
「自社のタレントに有利になるよう」接待攻勢なども受けていた⁉
「 裁判が進む中でどういう不正があったのか、被害者の名前なども公表されました。IZ*ONEを生んだ『PRODUCE 48』でも制作サイドが投票を操作していたことが発覚し、本来だったら投票数が多くメンバーに入れるはずだった人物が落とされていたことが明るみになった。これを受け、韓国国内では IZ*ONEの活動をすぐに休止するべきだという声も出ているようで…。日本のレコード会社であるユニバーサルミュージックは事態を把握しているが、当面は静観するようです。ただ、韓国での活動休止要求がエスカレートするようであれば、悪いほうに転がる可能性もなくはないでしょう…」（レコード会社関係者）point 322 | 1
韓国中の芸能事務所が携わっている プデュシリーズ。番組プロデューサーらスタッフは そうした事務所から「自社のタレントに有利になるよう」接待攻勢なども受けていたといい、その影響は計り知れないようです。
しかし、韓国のこの騒動に「正直、考えられない」と 困惑の色を見せるのは 日本のレコード会社。
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「日本でもオーディション番組はありますし、番組にはなっていなくても日夜さまざまなオーディションが行われていますが、100％純粋に選ぶというのは本当に稀なことだと思う。こんなことで実刑が出てたんじゃ、日本の芸能関係者は犯罪者だらけになりますよ（苦笑）。僕も何回かアーティストのオーディションに立ち合ったことがあるけど、中にはすでにデビューが決まっている子のためにわざわざオーディションをひらくという出来レースもあったほどです。つまり、“オーディションで優勝した”という箔付けをするためだけに 参加者を集めたりしてるわけなんです…」point 266 | 1
さらに、プデュについては最初から無理のあるコンセプトだったのではないかと指摘する声も…。
“投票”だけでデビューメンバーを決めるなんて…そもそも無謀⁉
「 まず、デビュー前には両親との面談や身体調査が必ず必要になる。両親や親族に問題があったり、過去に万引きなどの犯罪歴があれば、デビュー後に大問題になりますからね。視聴者投票だけでデビューメンバーを決めるなんて、そもそも無謀だと思います。
さらに、グループとなるとメンバー同士の相性も大事だし、タレントとしての将来性を鑑みなければならない。視聴者投票だけでは、“その時に人気”のメンバーが選出されますから、将来性まで加味されているのかは疑問。刹那的な人気投票で必ずしも“いいグループ”が作れるのかどうか…。やはり 多少はプロの手が入らないと、魅力的なグループにはならないんじゃないかな」（前出・レコード会社関係者）point 383 | 1
「PRODUCE 101 JAPAN」として JO1というアイドルグループを輩出し日本にも進出したプデュシリーズ。さらに シーズン2も 来年には 始動するというのですが… 韓国での今回の騒動がどのような影響を及ぼすのか⁉気になる所です。