先週3日(現地時間)英国日刊メトロは、難病でほぼ30年間の記憶を全て失った夫とそんな夫を支える妻の物語を伝えた。
英国ヘレフォードに在住する妻、クリスティン(Christine,53)は2年間毎日「夫が私を思い出してくれますように、昔に戻れますように・・」と呪文を唱えている。
2015年に誰よりも優しかった夫、ニューマン(Newman)が突然の発作で倒れ、幸い命は助かったものの妻や家族の記憶を全てを失ったからだ。
クリスティンは「幸せだった私たちの30年の結婚生活が一気に失われたようでとても怖い」、「一番つらいのは夫が私のことを覚えていないこと、私のそばに近づこうとしないこと」だと伝え、周りは悲しみに包まれた。
家族たちはまた、「父が私たちの存在を忘れてしまったことは本当に胸が痛い」、「父の記憶がもう一度戻ればいいのに・・」と心境を伝えた。
現在もクリスティンは夫の記憶が一日も早く戻ることを願い、毎日家族写真を夫に見せているそうだ。
また、クリスティンは「もし私が夫のように記憶を失ったとしたら、夫も今の私と同じように行動しているだろう」、「夫が私を思い出してくれるまで夫の世話をし続けることが今の私の仕事だ」と言い、周りを温かくさせた。
これを知ったネットユーザーたちは、「映画より映画のようなことが起こった」、「妻の一途な愛に尊敬する」などど評価した。
一方で、2015年ニューマンの病気の症状は‘ヘルペスウイルス’と診断され、ニューマンのように感染後には長期の記憶喪失を患ったケースは非常に珍しいそうだ。