田村憲久厚生労働相は9日の記者会見によると、23日に開幕する東京五輪をめぐり、
首都圏4都県の会場を無観客とすると決めたことついて「選手や関係者には大変申し訳なく思っている」と述べました。
チケット再抽選対象の観覧予定だった男性は「抽選にかけていたが、望みがなくなってしまった」と失望し、
観戦を楽しみにする人や、本番を目前に控えた選手からは落胆の声が相次ぎました。
選手
・男子テニスのニック・キリオス選手(オーストラリア)
「五輪で豪州を代表することが夢だった。二度と機会はないかもしれないことも分かっている。だが、誰もいない会場で対戦することを考えたが、しっくりこない」
・陸上男子110メートル障害代表の泉谷駿介選手(21)
「感動させる走りをしたいと思っているので、直接見てもらえないのは悲しい」とコメントしました。
しかしコロナ患者への対応に追われる医師、ネットでは歓迎の声も上がっております。
「悲しいとか言われたらたまったもんじゃない。ホントに生命の危険性に危機感ないの?」
「医療従事者の方々の暮らし知ってる?」
「これだけ感染拡大が騒がれているのに、いまだに観戦に行こうとしていたことの方が驚き。」
といった意見も出ております。
新型コロナウイルスの感染拡大を抑える観点からは「適切な判断をいただいた」と評価し、「コロナと闘う五輪にしていきたい」として、自宅での観戦を呼び掛けております。