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山口智子は「松尾芭蕉を支援した杉山杉風」の子孫!?


有名な松尾芭蕉は現在の三重県伊賀市出身の江戸時代前期の俳諧師です。彼は全国を旅して様々な俳句を残していますが、そんな芭蕉にはとても協力的な支援者がいたことを知っている方は意外にも少ないです。その支援者とは「杉山杉風」という江戸出身の商人でした。杉山は「鯉屋」という幕府御用達の魚問屋を営んでおり、非常に裕福だったため、芭蕉の才能を認めて支援者となったのです。杉山は宝井其角、服部嵐雪といった俳人達と共に芭蕉の門下では代表的な俳人となった1人です。

 


写真:weblio.jp

1680年に芭蕉は江戸の市中から第一次芭蕉庵に移り住んでいますが、この第一次芭蕉庵は杉山の所有物で、元々は生簀の番小屋だったものでした。また、第三次芭蕉庵に関しても長い旅を終えた芭蕉を迎えるため、同門だった枳風と共に出資して建てています。芭蕉の門下に入った時期について詳細はわかっていませんが、恐らく芭蕉が江戸に来た頃ではないかといわれています。芭蕉にはかなりの数の門下生がいたとされていますが、彼らは次第に疎遠になったり、離反してしまいました。しかし数少ない門下生は芭蕉の教えをずっと学び続けていました。その1人が杉山杉風だったのです。point 337 | 1

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写真:xn--v8jub4hc5442g.net

そんな杉山は1732年6月13日に86歳という長寿を全うし、亡くなっています。最初は築地本願寺内成勝寺にあった墓は関東大震災によって被害にあったため、現在は移転されて世田谷区宮坂の伏見山成勝寺にあります。杉山は亡くなってしまいましたが、彼の血は子供たちによって継がれており、なんと女優の山口智子さんがこの杉山杉風の子孫であることがわかっています。山口智子さんのご実家は栃木県倭町にありますが、すでに2005年頃に廃業はしているものの、かつては「ホテル鯉保」という老舗旅館を経営していました。山口智子さんはそこの長女にあたります。point 344 | 1

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写真:xn--v8jub4hc5442g.net

「ホテル鯉保」は創業100年を越えていましたが、残念ながら経営不振に陥ったために廃業となってしまったのです。しかし、営業当時はホテル内には先祖である「杉風」の名をつけた和風レストランもありました。松尾芭蕉に縁のあった杉山杉風の子孫ということに誇りを持ち、老舗旅館としてなんとか経営を続けていきたいと望んでいたということですが、なかなかそういうわけにもいかず、残念ながら120年ほど続いた旅館は営業をやめることとなったようです。point 293 | 1

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写真:ken-on.co.jp

山口さんはこの旅館を実質経営していた両親がとても忙しかったため、ほとんど祖母に育てられていたも同然だったといわれています。そのため、幼少期は実の親に甘えることもあまりできなかったことから非常に寂しい思いをしていたそうです。本当は祖母は孫の山口さんに将来旅館の経営をしてほしいと願っていましたが、山口さんは決められた道を歩むことには抵抗を感じていたようで、結局いずれお見合いをすることを条件に芸能界へ入ることを認めたとされています。そして1986年に山口さんがキャンペーンガールとして華々しくデビューするに至りました。point 329 | 1

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写真:asahi.com

現在は旅館がなくなってしまったことからお見合いするという話も流れ、同じ俳優の唐沢寿明さんと結婚しています。1995年に結婚して、現在は結婚22年ほどとなるおしどり夫婦で、お子さんはいません。しかし山口さんには妹さんもいますので、杉山杉風の血が完全に絶えてしまうということはなさそうです。山口さんと唐沢さんの夫婦仲は現在もとても良く、杉山杉風の師匠だった芭蕉に対する思いが一途であったように、山口さんもそういう一途なところを受け継いでいるのではないでしょうか。最近では目立った活躍はしていないようですが、一世風靡した山口智子といえば誰もがわかる存在であることは間違いなく、今後の活躍を期待したいところです。point 370 | 1

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