2日、東京都が 新型コロナウイルス感染拡大への警戒を呼びかける「東京アラート」を発動しました。休業要請を業種ごとに段階的に緩和させる第2段階へと1日に移行した矢先。都はアラートの発動に慎重な姿勢を取ってきましたが、夜の繁華街を中心に広がる感染を抑える必要があると判断しました。
約3割「夜の街」に関係…約4割が 新宿区での感染⁉
「専門家の意見も踏まえ、東京アラートを発動する」。2日午後10時前に開かれた対策会議で、小池百合子知事は厳しい表情で そう表明しました。同11時すぎにレインボーブリッジや都庁を赤色にライトアップし、都民に発動を周知しました。
東京アラートは、都が休業要請を緩和した後も、感染拡大を招かないよう、都民に警戒を呼びかけるための仕組みです。
発動の目安として重症・入院患者数、PCR検査の陽性率など七つの指標を設け、「1日あたりの感染者20人以上」（1週間の平均）、「感染経路が不明な人の割合が50%以上」（同）、「週単位の感染者の増加率が1倍以上」の三つの指標では 数値も示してきました。point 235 | 1
だが、第1段階として、博物館や美術館などの休業が解除された 翌日の 5月27日には、感染経路不明の割合が 57・6%に上昇。それでも都は「感染状況の把握は困難ではない」として、1日に 映画館やスポーツジムなどを再開する 第2段階への移行に踏みきりました。
都がこの間、アラートを発動しなかったのは、経路不明者の中には「夜の街クラスター」との関連が疑われる人が多いとの見通しがあったからです。
2日までの1週間に確認された感染者114人のうち 約3割にあたる32人が、休業要請が解除されていない 接待を伴う飲食店従業員など「夜の街」に関係するという。このうち約4割が 新宿区での感染とみられるということです。point 228 | 1
新宿を立ち入り自粛エリアに⁉ 店名公表等の措置を…業界に影響⁉
今回のこの報道にも多くのコメントが寄せられていますが…
《 夜の店と曖昧な表現をせずに、もっと具体的な言い方に変えるべき。感染者を出した業界は、真摯に感染防止に取り組むべき。パチンコ屋は、感染者を出してないのに、あそこまで叩かれ、不公平な気がします。真面目に取り組んでいる他の業界･店が影響を受けてしまう 》
《 この人たちが感染したころは「接待を伴う飲食店」は自粛してたはずですよね？！GW明けに再延長してから飲食店の自粛破りが目立っていましたが、それが今になって響いてきましたね 》
《感染者が利用した店名を公表し休業して頂くか、新宿の飲食店に一斉休業の要請をし、都民にも 新宿を立ち入り自粛エリアとするよう 素早く対応しないと倍々で感染者が増加してしまいそう 》
《夜の街の中でも店舗の特定は、出来ている筈。同業でも、休業やソーシャルディタンスを守っている店舗も以前報道で紹介されていた。感染した原因の店舗が、こういった努力を怠っているなら、店名公表等の措置を今後行うべき。真面目な店舗の生きるみちまで奪う事は、避けなければならないと思います 》
等など、感染した原因の店舗の公表措置などを取るべきという意見が多くよせられているようでした。