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減点だけではない!!「我慢できなかった」と試験中トイレに行く生徒を“〇〇扱い”とする高校も


ネット上で物議を醸している滋賀県近江八幡市の八幡工業高校の試験中の規則について、「ただでさえ緊張する試験で生徒を圧迫しているだけ」「スマホが普及する時代、カンニング防止のためには仕方がないのでは」と様々な意見がネット上で交わされています。

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栄ブログ

事の発端は、今月、近江八幡市の八幡工業高校で定期試験中にトイレに行くため退室した生徒に対し、試験の得点を1割減点していたことが判明したことから始まります。これには、教育現場の問題に詳しい名古屋大の内田良准教授(教育社会学)が「体調の変化は誰にでもあり、縛りをかければ生徒の不安を余計にかきたてる。トイレに行かせないというルールはないはずで、非常に重いペナルティー。すぐに是正すべき」と激しく非難したことで、ネット上で瞬く間に話題となりました。point 275 | 1

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NAVERまとめ

同校によると、教師が試験前に「途中で退出してトイレに行く場合は減点になることもある」と口頭で伝えた上で行っている措置だとし、10年以上前から慣習的にトイレに行った生徒には減点していたことを明かしています。また、トイレには教師が付き添うようにしていて、今年度は1学期に1人、昨年度には延べ9人が1割減点されているとのことです。対象外となっているのは、体調不良により退出した生徒としていますが、この規則について外部からの指摘を受けたため、同校は今月8日に始まった中間考査から減点措置を取りやめています。point 307 | 1

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11日の全校集会で生徒に謝罪した中辻仁史校長は「生徒に精神的なプレッシャーを与えたこと、まじめにテストを受けている生徒にトイレを我慢をさせていたことは申し訳ない」と話していて、13日に開かれた保護者会では、減点措置は試験中に途中退席する生徒が多かったため設けたものであることを説明しました。一方、途中退出した生徒について試験の点数から減点はされるものの、成績は総合的に判断しているため、不利益を受けた生徒はいないとしています。一連の騒動を受け、滋賀県教育委員会高校教育課は「人権的な感覚として不適切だった。県内各校に対し、人権やプライバシーへの配慮を徹底するよう呼びかける」と話しています。point 356 | 1

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goodspress.point 61 | jp

他にも、滋賀県彦根市の彦根総合高校で21日、定期試験で開始後25分以内にトイレなどで退出すると、“欠席扱い”にする決まりがあることがわかりました。同行によると、試験時間の半分である開始25分以内に退出すれば、戻って再び試験を受けることを認めていないというもので、八幡工業高校と同様にカンニングの防止のための措置だといいます。同高の説明では、この規則は10年以上前からある独自のものであり、本年度は対象となった生徒がいるものの、昨年度以前は「把握していない」ということです。欠席扱いとなった生徒への対応については、「生徒に補習授業を行うなど、卒業や進級の単位数を満たせるよう配慮している」と明かしています。point 365 | 1

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欠席扱いになった生徒が記者の取材に応じ、「自分にも原因があるかもしれないが、(トイレを)我慢できなかった」と心境を語りました。また、母親は「体調に関することなのに、ルールというだけで一方的に欠席扱いにするのはおかしい」と学校の規則について批判しています。ネット上ではカンニングを防ぐための措置とはいえ、「生徒の生理現象に学校が介入するのはおかしい」という声や、「公正に試験を成立させるためには、今回のような一定の規則の上で、学生側も対策を取るという危機管理も必要なのでは」などと、賛否分かれる声が上がっています。point 317 | 1

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