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「トコトン逃げるタイプ」平尾容疑者が捕まらないのはなぜか?


窃盗などの罪で服役している平尾龍磨容疑者が愛媛県の松山刑務所施設から脱走しました。しかし、向島から本州までは約300メートルです。果たして彼は泳いで本州へ逃げた?それとも山で身を隠してるのだろうか?

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平尾容疑者はなぜ見つからないのか


写真:Yahoo!ニュース

本州の手前で盗んだ車を乗り捨てて広島県尾道市の向島に潜伏していると推測されているため、社会は連日、緊張感に包まれています。

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4月11日、空き家や山林などを中心に約350人態勢で捜査が行われていたが、脱走からもう5日目、平尾容疑者は相変わらず見つかっていません。平尾容疑者を知る人によると、「トコトン逃げるタイプ。逃げ方がうまい」と明かしました。

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写真:brandnew-s.com

向島島内で窃盗事件が相次ぎ、11日に盗難事件の現場から近い空き家で特殊部隊とみられる顔にマスクをした捜査員が入っていきました。鑑識が調べた結果、この空き家に何者かが侵入した形跡と不審な足跡があったそうです。果たして平尾容疑者だったのだろうか。

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向島はどんなところ?


写真:tabisanpo.com

平尾容疑者が潜伏していると推測される向島は1周が約25キロで、約2万2000人が在住している島です。本州に渡る橋は2つあって、4つのフェリーで行き来できます。めざましテレビの番組スタッフが陸路と海路を使うと1分足らずで向島に到着する距離です。

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住民たちに使われているフェリーは5分に1回出港し、本州側への乗船客には検問があり、陸路である2本の橋でも警察の徹底的に検問が行われています。

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また、向島から本州までの距離は約200~300メートルで、海を渡るだけで本州へ行けそうだが、尾道市役所向島支所しまおこし課住民生活係の平谷学係長によると「非常に潮流、流れが早い。泳ぎに長けた人であれば、泳ごうと思えば泳げないことはない」と話しました。

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写真:ふらっと – ゲストハウス

しかし、夜になると海の水はかなり冷たくなり、泳いで本州へ渡ることは難しいそうです。泳いで逃げていないとなれば、平尾容疑者は一体どこにいるのだろうか。

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盗難被害にあった現場付近は?


写真:sancyou.com

平尾容疑者が逃走の際に乗り捨てた車の半径1キロメートル以内で盗難被害が6件発生しました。盗まれたものは現金や靴下、サンダル、携帯電話、あめ玉20個、自転車などが確認されています。

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盗難現場付近では木々が生い茂るような山があるため、身を隠すことはできそうだが、夜になると真っ暗で照明がないと歩けないほどの暗闇になってしまいます。その上、地元の住民によると、この周辺にイノシシもいるため、夜に山に長時間とどまることは危険だそうです。

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やはり島に身を隠している?

向島では過疎化の影響で、空き家が1200軒近く存在しています。


写真:chintaistyle.jp

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防犯コンサルタントで元警視庁防犯担当・吉川祐二氏が平尾容疑者の潜伏場所について、「自転車が一台盗まれているということで島の中で移動するのに使っている可能性が高い。盗まれた食品や金銭というのは逃走に必要なもので、あめ玉も大変貴重です。糖分を摂るとか、空腹感をしのぐという意味で。空き家の中に入っている可能性も、そこで密かに身を潜めている可能性もある」と指摘しました。

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続いて、「警察の警戒が弱くなる薄くなることを狙ってるものと思うんですね。それと島の端より本州に近い部分で行動していて、島外に出る隙を狙っているというのもあると思います」と分析しました。


写真:Salad Bowl Cafe

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警察側はこれまでの倍の900人態勢で窃盗被害が相次いでいる尾道市向島北部を中心に捜索を行っています。