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双子を授かった妊婦さんは一つのお腹で赤ちゃんを2人育てることになるため、負担がかかる上に妊娠リスクもとても大きいとされています。「双子妊娠には安定期はない」というのも、よくいわれていることですよね。では、双子妊婦さんには一体、どのような大変なことが起こりうるのでしょうか。
妊娠初期に起こりやすいトラブル
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まずあげられるのが切迫流産のリスクです。切迫流産は流産ではなく流産しそうな状態のため、妊娠を継続できる可能性はあります。今のところ切迫流産に対する効果的な治療法はなく、安静にしていることを支持されることがほとんどでしょう。また、双子妊娠はつわりが重くなる傾向があるともいわれています。もちろん、双子妊婦さんでもまったくつわりの症状が見られない方もいるため、個人差が大きいともいえます。つわりが酷くなったときには無理をせず、食べられるものを食べられるだけ食べて、水分補給を欠かさないようにしましょう。双子妊娠初期に起こりうるトラブルで最も怖いのはバニシングツインかもしれません。これは妊娠初期に何らかの原因で1人の赤ちゃんを流産してしまうことをいいます。バニシングツインは染色体の異常が原因なので防ぎようがありません。残った赤ちゃんには影響がないといわれています。point 381 | 1
妊娠中期から後期にかけて起きやすいトラブル
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妊娠中期から後期にかけて一番気を付けるべきトラブルは切迫早産でしょう。双子妊娠は単胎妊娠に比べ子宮が大きくなるのが早いので、お腹が張りやすく早産になりやすい傾向があります。切迫早産を予防するために管理入院するケースもとても多いのです。他にも気を付けたいのが妊娠高血圧症候群。双子妊娠だと単胎妊娠の6倍も発症率が高いとされています。妊娠高血圧症候群になってしまうと子宮から胎盤への血液が流れにくくなり赤ちゃんの発育不良などの原因にもなりかねません。塩分やカロリーの高い食事はできるだけ控えるようにしましょう。また、一卵性双生児の中でも一絨毛双胎児に起こりうるトラブルに双胎間輸血症候群（TTTS）というのがあります。一絨毛双胎児は1つの胎盤を2人で共有している双子のことをいい、通常はそれぞれの赤ちゃんにバランス良く栄養が供給されます。ところがそのバランスが何らかの原因で崩れたときにTTTSは起き、2人の赤ちゃんの体重差などが生じる原因になってしまいます。point 520 | 1
他にもこんな症状が
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ほかにも双子妊婦さんに現れやすい症状としては、貧血や妊娠線、むくみなどがあげられます。妊娠中は血流が増えるため単胎妊娠でも貧血になりやすいのですが、双子妊娠の場合、2倍の血液が必要になるため貧血が酷くなる傾向にあります。できるだけ鉄分を多く含んだ食事を摂るようにしましょう。また、双子妊婦さんはお腹が大きくなるスピードがかなり早いので妊娠線ができやすくなります。予防のためにも初期から保湿クリームを塗ることが効果的です。さらに、ふくらはぎからつま先にかけてとてもむくみやすいので、着圧ソックスを履くなどしてむくみも防止しましょう。point 349 | 1
双子妊婦は大変だけど、産まれた時の喜びはひとしお
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双子妊娠は単胎妊娠よりも身体にかかる負担が大きく、起こりうるトラブルも多いので大変です。ですが、それらを乗り越え、無事に出産したときの喜びは2倍どころかそれ以上ではないでしょうか。世の中の双子妊婦さんが無事に出産されることを心より祈っています。