北京冬季五輪のフィギュアスケート男子シングル・フリー演技が10日に行われ、五輪初出場の鍵山優真選手(18歳)が銀メダル、2度目の出場となった宇野昌磨選手(24歳)が銅メダルを獲得しました。
金メダルを獲得したのは、8日に行われたショートプログラムで1位だったアメリカのネイサン・チェン選手(22)で、94年ぶりとなる3大会連続の金メダル獲得に挑んだ羽生結弦選手(27歳)は、残念ながら4位の結果となっていました。
クワッドアクセル(4回転半ジャンプ)に挑戦した羽生結弦選手の存在について、メダリストの後輩2人が思いを述べています。銀メダリストの鍵山優真選手は「今の日本の男子のレベルはとても高いと思っていて、その中の1人として五輪の代表に選ばれて、五輪で演技をすることがとてもうれしく思いました。2人の先輩がいてとても心強いし、初めてで何もわからないことだらけだったけれど、たくさんの人に手助けしてもらった。それがあったからこそ、演技に集中できたと思いますし、とても感謝しています」と言及。
銅メダリストの宇野昌磨選手は「日本のフィギュアスケート男子、フィギュアスケート界をずっとゆづくんは引っ張っている。僕にはみなさんの思い、プレッシャーを背負って競技するのはできない。ゆづくんにしかできない。技術的にレベルが上がっている中で、フィギュアを続ける年齢が短くなる。時代が変わる中で、ずっとトップに居続けるゆづくんはすごい。その中でさらにトップをという姿勢はまねできるものではないと思っています」と語りました。
羽生結弦選手は4年前に4回転半ジャンプへの挑戦を表明し、今大会前まで成功していないことを明かしており、羽生選手も20代後半で肉体的にも厳しい部分があるかと思いますが、これからも現役を続けてほしいですね。宇野昌磨選手がおっしゃっる通り、今後も日本のフィギュアスケート界を引っ張る存在でいてほしいです!
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