スマホを見ながら電動自転車に乗り、衝突した女性を死亡させた元女子大生の森野実空した。
産経ニュースや各メディアが以下のようなニュースを報道しています。
スマートフォンと飲み物を持ちながら電動アシスト自転車に乗り、歩行者にぶつかって死亡させたとして、重過失致死罪で在宅起訴された元大学生森野実空被告(20)の初公判が12日、横浜地裁川崎支部(江見健一裁判長)で開かれ、被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。検察側は禁錮2年を求刑し、即日結審した。
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論告で検察側は「少なくとも5~6秒間はスマホを見て完全に脇見運転しており、安全運転の意識が欠如している」と指摘。弁護側は「大学を退学するなど制裁を受けている」として執行猶予付きの判決を求めた。被告は「同じ過ちはしません」と謝罪した。
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森野実空被告のプロフィール
名前:森野実空(もりの みく)
年齢:20歳
職業:元女子大生
学歴:神奈川県立湘南台高校→田園調布学園大学子ども未来学部子ども未来学科中退
所属:田園調布学園大学 ダンス部
写真:ツイッター
2017年12月、森野実空被告は神奈川県川崎市麻生区で両手をハンドルに添えた状態で右手に飲み物を、左手にはスマホを持ち、耳にイヤホンをしながら電動自転車に乗っていました。しかし、前を歩いていた米沢晶子さん(当時77)に衝突してしまい、亡くならせたことで逮捕されて、起訴された人物です。
「安全運転に対する意識が欠如している」理由で検察側は禁錮2年を求刑しているが、弁護側としては、大学を退学するなどの社会的制裁を受けているとして、執行猶予付きの判決を求めていることがわかりました。
【刑事訴訟】第1回公判
横浜地裁川崎支部/2号法廷/江見健一裁判長
7月12日(木)10時30分
平成30年(わ)第166号
重過失致死
森野実空被告人(20)元大学生
※マスコミが一切報道しなかった被告人氏名判明
ADVERTISEMENT 川崎市麻生区「ながらスマホ」自転車運転重過失致死事件
起訴内容を認めた pic.twitter.com/a0ZPvNmEN8
— 田中由美子 (@uggo_tanaka_y) 2018年7月12日
こちらの画像は森野実空被告人の写真で、ブレイクダンスの一つの技である「チェアー」と呼ばれる技です。
そして、こちらが報道機関の発表による事故場所でです。
写真:NNN
毎日新聞や各メディアによると、森野実空(もりのみく)被告に執行猶予付きの判決が下りました。
スマートフォンと飲み物を持ちながら電動アシスト自転車に乗り、歩行者にぶつかって死亡させたとして、重過失致死罪で在宅起訴された元女子大学生(20)に、横浜地裁川崎支部(江見健一裁判長)は27日、禁錮2年、執行猶予4年(求刑禁錮2年)の判決を言い渡した。
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判決は、被告が右手に飲み物、左手にスマホを持ち、左耳にイヤホンをした状態で、スマホをポケットにしまった直後に事故を起こしたと認定。江見裁判長は「歩行者を死傷させ得るとの自覚を欠いた運転は自己本位で過失は重大」と指摘した。
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時速約9キロと比較的低速で、反省の弁を述べていることなどから執行猶予付き判決とした。
写真:刑事事件弁護士相談広場
執行猶予とは、罪を犯して判決で刑を言い渡された者が定められた期間(執行猶予期間)中に刑事事件を起こさなければ、その刑は効力を失うという制度です。
この猶予期間中に別の事件を犯してしまった場合は刑が執行されるが、我が国においては「二度と過ちを犯さないように更生の道を開く」という考え方があるので、反省していると判断された場合、執行猶予付きの判決が下ることはよくあります。
写真:cn.ccyp.com
また、検察側が求刑した禁錮刑とは、身体の自由を剥奪する刑のことを指します。自由を剥奪する刑であることから自由刑と呼ばれており、刑法においては「拘留<禁錮<懲役」の順で重くなっていきます。
「禁錮」と「懲役」の違いとしては、労働義務があるかないかの差になります。
禁錮は刑務所に入るが、労働義務はありません。つまり、ずっと牢屋の中で過ごすことになります。刑務所に入って、自由を奪われることでその罪を償うということです。何もすることなく刑期満了を待つというのは、労働に従事する懲役刑より精神的苦痛が大きいです。禁錮刑が言い渡された受刑者の中でも本人の希望によって、労働に従事する場合は少なくないと言われています。
写真:atusi-sora.com
森野実空被告人の場合は執行が猶予されているため、普段通りの生活をすることができるのです。
再犯の可能性や被害の弁償、示談の有無、被害者の処罰感情、犯罪内容が悪質かどうかを総合的に判断した結果、執行猶予付きの犯罪となったのでしょう。
しかし、Twitterでのこのような投稿のため、森野被告は反省していないのではないかと言われています。
川崎の自転車死亡事故、森野実空 被告(20)
掲示板にて初公判傍聴した方のコメント。
全然反省してない。
事故後、花見写真upとかどーいう神経してるんだろ。
そら遺族の方達も怒るわ pic.twitter.com/LijgEiHWBp
ADVERTISEMENT — miyaaa! (@kooooomoo1111) 2018年7月12日
森野被告は被害者の葬儀に参列をしていません。その理由として、マスコミが多すぎてうるさいから迷惑だったそうです。また、事件後にはインスタグラムで花見をして酒盛りをしている場面を投稿しています。(全く反省の態度なし?)また、イヤホンをしていたことを隠していたことと、退学は自主退学ではなく、勧告されるまでに居座り続けていたことなどから反省の態度が見られないと言われています。
これは裁判の傍聴に行った人の証言を元に書かれている文章でありますので、おそらく信ぴょう性は高いものと思われますが、もし仮にこれが事実であるとするのであれば、何一つ反省をしておらず、執行猶予付きの判決が然るべきでないと言い切れるでしょう。
写真:MSN.com
一方、亡くなった米沢晶子さんの遺族はあらためて「ながらスマホ」の危険性を訴えています。
NNNの取材に対して米沢晶子さんの夫は、「一瞬もスマホから手を離せない今の社会状況。“ながらスマホ”をやめさせるためにも、加害者が重い責任を科せられるのは、やむを得ないかと思う」と伝えています。
亡くなった米沢晶子さんにはご冥福をお祈りすると同時に、この女子大生には反省、そして更生することを祈っています。