ある日突然届いた一通の手紙。そこには「亡きご主人が保管していたエッチなDVD処分代16万8000円を払うか、警察に届けてご主人の名誉を傷つけるか」と書いてあったと言います。いったい差出人は誰なのか。あなたはこのような手紙を受け取ったらどうしますか？
現在このような詐欺が増えているそうですが、一体どこで情報を得たのでしょうか？ それは、なんと新聞のお悔やみ欄だそうです。そんな悪質な方法で情報を入手し、死人に泥を塗るような行為が増えているようで、そのキッカケになったのは、とあるツイッターユーザーのツイート。
帯広市在住の津秋（@mimisukakiki）さんは、「お悔やみ欄を見て連絡させていただきました」という一文から始まる手紙の写真を投稿し、貸しスペースを提供している、「マツオクニハル」と名乗る人物からのものだったそうです。その手紙には「亡きご主人が2005年から貸しスペースに物を預けていた」とあり中身を確認すると卑猥なDVD。point 218 | 1
これに対し、手紙は「児童ポルノ法違反です」「亡くなったとはいえ警察の捜査対象になる」としており、「そこでこの児童ポルノ法違反のDVDをこちらで処分し、なかったことにするか、警察に届けてご主人の名誉を傷つけるか選んでください、ということです」と脅迫をしています。またつづけて手紙が要求しているのは、荷物を保管していた14年分として16万8000円を手紙が届いてから銀行の3営業日以内に入金するようにと指示があり、入金の確認が取れなければ警察にDVDを提出する、としているそうです。point 293 | 1
もちろんこれは詐欺なのですが、ではこのような手紙が届いてしまったら、どうしたらいいのでしょうか？今回振込先として指定されていた楽天銀行は「個別事案に該当するので（把握していたかどうかは）回答を差し控えたい」としつつも、「もし手紙を受け取った場合は最寄りの警察に届け出た上で楽天銀行のカスタマーセンターに電話で相談してほしい」と呼びかけています。point 226 | 1
また、この事件をうけて北海道警察は、「今回の件は報道発表していないので回答は差し控える」とのことでしたが、今回手紙を受け取り、事件に巻き込まれそうになった方は、「少しでもこういった犯罪が減ることを切に願っております」としています。