小学館から発行されている週刊誌「週刊ポスト9月13日号」の韓国を扱った特集に対し、書き方があまりにもヒドいという批判が作家を中心に相次いでいます。その内容というのが「韓国なんて要らない」という見出しで書かれているのですが「あまりにもヒドいのではないか？」という意見が多いです。
週刊ポストの韓国特集に批判殺到？
「週刊ポスト9月13日号」の韓国を扱った特集に対し、「ヘイトスピーチでは」との怒りの声が上がっています。これには過去に「週刊ポスト」に寄稿したり、小学館から本を出版したりしている作家たちからも抗議の声が上がり「小学館とは今後仕事はしない」という声もあります。週刊ポストは「韓国なんて要らない」という見出しで韓国に関する特集を掲載。「『嫌韓』ではなく『断韓』だ」「厄介な隣人にサヨウナラ」とし、GSOMIA（軍事情報包括保護協定）を破棄した韓国側のデメリットや、輸出管理強化による韓国経済への影響などについて検証しています。point 355 | 1
というわけで僕は今後小学館の仕事はしないことにしました。幻冬舎に続いて二つ目。こんな日本では、これから先「仕事をしない出版社」がどんどん増えると思いますけど、いいんです。俗情に阿らないと財政的に立ち行かないという出版社なんかとは縁が切れても。 https://t.co/M40UeOaMDm
ADVERTISEMENT — 内田樹 (@levinassien) September 2, 2019
週刊ポストで「作家たちのAtoZ」というリレーコラムを連載している深沢潮は、自身のfacebookを通じ、「記事が差別扇動であることが見過ごせず、リレーエッセイをお休みすることにしました」とし、今後の執筆を取りやめると発表。また、小学館から本を出版している思想家の内田樹は、小学館とは今後、仕事をしないと宣言しました。
また、小学館から「命」などを刊行した作家の柳美里も「日本で暮らす韓国・朝鮮籍の子どもたち、日本国籍を有しているが朝鮮半島にルーツを持つ人たちが、この新聞広告を目にして何を感じるか、想像してみなかったのだろうか？」などと批判しています。
小学館側が「配慮に欠けていた」と謝罪
このような特集に対し、小学館側は「『怒りを抑えられない「韓国人という病理」』記事に関しては、韓国で発表・報道された論文を基にしたものとはいえ、誤解を広めかねず、配慮に欠けていた」と謝罪を発表。さらに小学館側は「お詫びするとともに、他のご意見と合わせ、真摯に受け止めて参ります」としています。point 241 | 1
いくら日韓関係が悪化しているという現在とはいえ、韓国という国を無きものにしたり、韓国人をまるで病気扱いするというのは頂けなかったかもしれませんね。