日本が韓国向け半導体材料の輸出規制を強化したことに対し、韓国で日本製品の不買を呼びかける動きが広がっています。
「日本ボイコット運動」は、一般人だけでなく韓国の芸能界からも声が上がるほどの、深刻な問題になっています。さらに、最近では「日本旅行をキャンセルした」と誇示するネット上の書き込みが相次いでいます。
「日本製品を買うな！」このような不買呼びかけが始まって初の週末、ソウル市陽川区の住宅街にあるスーパーでは「日本製品を販売しません」と記された掲示が貼られていました。
韓国で人気だった4缶1万ウォン（約920円）のサッポロビールが不買運動の影響で、姿を消していたといいます。
スーパーの店長は取材の答え、「売り上げが減っても、日本が『貿易報復』を撤回するまで続ける」と語ると、買い物客も便乗し、「隣国同士仲良くしないといけないが、けんかを仕掛けたのは日本。当然の対応」と強い口調で話します。
同店も加盟する韓国マート協会などは5日、ソウルの日本大使館近くで会見を開き、日本製品の販売中断を宣言。
連日、日本国内のニュースなどでも報じられましたが、日本企業のロゴが描かれた箱を踏みつぶすといったパフォーマンスは、韓国のテレビで繰り返し取り上げられているのが現状です。
しかし、同じ週末、ソウル市江南区の複合施設で開かれた「ソウル酒フェスティバル2019」の会場では、目を疑う光景がありました。
なんとそこには、日本酒の試飲を楽しむ韓国人の若者らで賑わっているではありませんか。
この日の入場者は過去最高の約7千人だったといい、2日間で販売予定だった日本酒や焼酎が1日で完売…..
主催者は「日本製品不買運動の影響は全くありません」と断言し、こういった二つの光景に、日本側としては謎が迫る一方です。では、どちらが本質なのか？
日韓関係に詳しい専門家は、「多くの韓国人にとって、歴史問題などの日本政府への不満と、日本製品や個々の日本人に対する好印象が矛盾しなくなって久しい。不買呼びかけは一過性で、盛り上がらないでしょう」と語っています。
しかし一方で、韓国メディアは、規制強化発表後、一部スーパーやコンビニの日本製ビールの売り上げが10～20％台減少したと伝えています。
世論調査会社リアルメーターが11日に発表した世論調査によると、国民の67％が今後不買に参加したいと回答したため、今後の不買の影響が気になるところです…。
ネット上からはこのような意見も、、、
・日本製品全部撤廃やってみいや！生活できるんけ？
・これで韓国の内需が潤うやん、良かったな
・日本製品の情報をドンドンあげよう。でも韓国からしたらチャンスだね。日本製品なくなったら自分たちで代替品作ればいいんだから凄い経済効果だよ。
・徹底して不買・不使用をしていただきたい！そこは全力で応援します！
・戦犯企業ステッカーを増刷する時がきたね！
・今ある建造物もその戦犯企業って言うのに入ってるんじゃない？