バナナマンが司会のスポーツバラエティ番組「消えた天才」でいわゆる「やらせ」があったことが判明、打ち切りも視野に入れるほどの騒動になっていますが、どうやらこの番組のやらせは今回の件だけではなく、過去にも別の「過剰演出」をしていたことで衝撃の声が相次いでいます。
TBS「消えた天才」でやらせ報道!
TBS「消えた天才」は、成功を収めたアスリートが過去に出会った、自分がまったく叶わなかった選手のその後を追う番組ですが、野球の天才少年を追った際、実際の投球より速く見えるように映像を早回ししていたことが問題視され、打ち切り直前だといわれています。
問題となった映像は、局内から疑問の声が上がったようですが、関係者の話によると、投手の球速ではなく、空振りをしたバッターのスイングが早すぎるのでは?という声が上がり、加工が明らかになったようです。TBS側は、9月8日の同番組の放送を取りやめるとともに、調査が完了するまで、同番組の放送を中止すると発表しました。
過去にも別の「過剰演出」をしていたことが判明!
TBSは上記のやらせを認めた上、過去にも同様の映像加工を行っていたことも判明。TBSの発表によれば、同番組は他にも卓球のラリー、フィギュアスケートのスピン、サッカーのドリブル突破するシーンなどの映像を早回ししていましたが、それとはまったく別の「過剰演出」も新たに判明したそうです。
「消えた天才」では、実況でも捏造を行っているとされ、同番組にはしばしば過去の競技映像が登場しますが、その際、当時の実況ではなく、後から録音した実況を装った音声を映像に乗せているそうです。実況は、アナウンサーがその場所で見たものを、その時の状況に応じて話すことに意味があるわけで、結果を知っている者が、感動を増幅させるように書かれた台本に沿って読み上げたものはただのセリフですよね。
このように、やらせがホコリを叩くように出てきた「消えた天才」。このままであれば打ち切りは濃厚だと思われますが、やらせをしないと番組を盛り上げられないという事実はなんだか日本のテレビ業界の闇を感じてしまいます。