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今まで各地で問題になっていた替え玉受験…マヌケな事例も!


替え玉受験というのは、本人になりすまして試験を受けることです。これは大学の試験の時に行われることもあれば国家試験で行われることもあります。
試験の際にはカンニングという不正行為もあり大胆な行為ではありますが、替え玉受験はそもそも試験を受ける人が違うためかなり大胆な不正行為であると言えます。
替え玉受験が発覚した場合には失格になるのはもちろん、解雇や退学といった重い処罰を受けることになります。ちなみに、替え玉受験の実際の例として驚くような事例もあります。

写真:bengo4.com

◼︎女装をして本人になりすました事件

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写真:lmedia.jp

替え玉受験をする時のパターンというのは人それぞれ色々なものがあります。基本的なパターンとしては、本人になりすますために似た格好で試験を受けるというものですが、似せるための工夫が変わっている事件が過去にありました。
本人になりすます場合、同性である方が似せやすいのは言うまでもありませんが、その事件では女装という手段が取られました。本人になりすます行為に及んだのは受験生の父親でなりすますために女装をしたのです。
この事件は女装という点にとにかく意識がいきがちですが、驚くのは初日は発覚することなく試験を終えたということです。女装して替え玉受験を行ったと聞くとすぐに発覚しただろうと思う人が多くいでしょうが、2日目に発覚しました。
ちなみに、発覚の原因となったのが横にいた受験生の違和感で、大学側がチェックをして男性ということがわかり替え玉受験が発覚しました。
替え玉受験というと笑い話のように受け取る人がいるかもしれませんが問答無用の犯罪行為です。罪名は有印私文書偽造と言います。
この事件では父親が娘になりすましていたのですが、子どものことを考えすぎて善悪の判断がつかなくなってしまったのかもしれません。父親の職業は教師ですから、試験の際の不正には厳しい目を持っていたことが考えられますが身内の受験ということで神経質に考えたのかもしれません。point 579 | 1

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写真:shukatsu-mirai.com

◼︎人数の多さや使われた方法にインパクトがある事件

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写真:fesoku.net

替え玉受験の事件でかなりインパクトがあるものといえば、1990年代初頭に起きた明治大学の事件です。この事件で目を引くのは、何と言っても替え玉受験を行った人数の多さです。何と合計で20人もの替え玉受験が行われたのです。
試験の結果もインパクトがある事件で、替え玉受験を行った結果合格した14人にも達したのです。ちなみに替え玉受験の依頼による報酬は1000万円前後と高額になっています。人数が人数だけに替え玉受験によって動いたお金というのはかなり高額なものとなります。とにかくスケールの大きな事件ですから、覚えている人もいることでしょう。
ちなみに、その他にも替え玉による事件というのは起きていて髪型を変えて息子になりすまして試験を受けた事件があります。
その他にもコンピューターを使った手の込んだ方法で悪事を働いた事件があります。この事件では、志願者と替え玉となる人物の写真をパソコンで取り込んで合成を行ったのです。こうしてできた写真を受験票に貼り付けたのです。変装によって似せるという方法がある一方で、こうした近代的な道具を使って似せる方法も使われたわけです。
携帯電話を使ったカンニングが世間を騒がせたことがありますが、便利な機械というのはさまざまな場面で犯罪行為に使われてしまっています。point 555 | 1

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写真:bokete.jp

◼︎まとめ

替え玉受験というのは一言で言えば、なりすましによる受験ですが実際の事件を見てみるとなりすますために取られた行為や規模の大きさに驚かされます。
こうした犯罪行為を知ると悪い意味での人間の奥深さというのを感じてしまうことでしょう。父親が子どもになりすまして試験を受けたり、親が依頼をするなどねじれた親の愛というものが犯罪行為につながっていると思わされます。人間の感情というのは、時として意外な形で爆発してしまうということがわかる事件です。point 283 | 1

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