子供が遊び、騒ぐ声を聞き「子どもはうるさい方がいい」と可愛いと思う大人たちもいる反面、子どもが嫌いな人はただ騒音でしかないようです。そんな中、どある学校の児童たちがあまりにも騒がしいとしてクレームが殺到、自治体が極端な対処をしたとし、賛否両論が相次いでいます。
校庭で騒ぐ子供達がうるさいと近隣住民がクレーム?
それはオランダでの出来事。とある小学校の運動場では、やんちゃな児童たちの遊び場として、また時には学びの場として、連日ずいぶん賑わっていたそうです。小さな子供たちはずいぶん楽しげであったそうですが、近隣で暮らす住民たちは「ギャーギャーうるさい」「なんとかしろ」と不満を募らせるように。ついには当局に「これは騒音被害に他ならない」とクレームが入るという事態になりました。
自治体が対処するもやり方が極端すぎる?
実際に当局の職員らが運動場を訪問し「どれほど凄まじい騒音なのか」を調査したところ、88デシベルの音が近隣に漏れ伝わっていると判明。職員らが「これでは苦情が出ても当然」と結論付けた結果、「運動場の使用は今月いっぱい禁止」「その取り決めを破った場合、学校は罰金を支払うこと」という決定を下したそうです。
この決定により、近隣で暮らす住民たちの多くは「やっと騒音に悩まされず静かに暮らせる」と安堵。しかしその一方で「子供は外でのびのび過ごさせてやるべき」「子供は騒いで当然」と猛反発する声も噴出し、あまりにも極端すぎる自治体の対処に戸惑いを隠せない方も多いようです。自治体側いわく現時点ではこの判断を変えるつもりはない、とのことですが、子どもたちの遊び場を奪ってしまう行為には、現在も賛否両論の声がやむことはありません。