新型コロナウイルスの余波がいまだおさまらない現在。マスクもまだまだ必需品ですが、どうやら慢性的なマスク不足に付け込む悪徳業者もいる様子。最近になり、とあるマスク販売業者がなんと、他人の使用済みマスクを使い回しては再び販売したとのことで裁判沙汰になっているといいます。
マスク販売業者が使用済みの商品を使い回し再び販売した？
それは韓国での出来事。某マスク販売業者が使用済みマスクを使い回しては再び販売したことで裁判にかけられています。該当の業者は約65万枚のマスクのうち5万2200枚の使用済みマスクを再包装、新品と謳って販売した容疑がかけられ、最近になり実刑判決を受けました。point 210 | 1
該当の業者はいわゆる卸売業者で、マスクを販売する側に供給をしたわけですが、この5万2200枚のうち2万4200枚は中国の貿易業者に渡り、残りの2万8000枚は韓国国内に納品がされているとのこと。韓国では現在新型コロナウイルスの「第2波」が到来していますが、業者側はこれに付け込んだ形となります。point 203 | 1
全品回収の目処が立たず…
結果的に業者側は処罰を受けることになりましたが、約5万枚の使用済みマスクを全品回収するのは到底不可能。一部は海外に渡っているわけなのでなおさらですね。もしかしたら薬局などで購入したマスクの中には該当のマスクが存在しているかもしれません。そうなるとマスクをするにしても怖いですよね。point 209 | 1
さらに該当の業者は市場に出る前に使用済みマスクも倉庫に大量に保管していたといい、これに関してはさらなる被害を防ぐべく全品破棄。このような「違法マスク」はもしかすると他の業者にも無いとは言い切れませんね。高額転売なども同じケースがいえますが、慢性的なマスク不足の一方で悪知恵を働く方も少なくないようです。point 208 | 1
まとめ
このように、使用済みマスクを使い回しては再販売、市場に出していたことで該当の業者が実刑判決を受けた今回の件ですが、そもそもなぜバレないと思ったのか謎です。韓国国内のマスクの回収もままならない中、中国に渡ってしまったマスクは今頃消費者に使われているのかな、と思うとゾッとしますね。