男組はジャニーズ事務所からデビューしたグループで正式に書くと男闘呼組になります。岡本健一、成田昭次、高橋和也、前田耕陽の四人で構成されたグループで、ジャニーズ初のバンドグループでした。ギターは成田昭次と岡本健一、ベースを高橋和也、キーボードは前田耕陽でした。

写真：ミドルエッジ

 

男臭くワイルドなイメージ

ジャニーズといえば踊って歌う、笑顔でさわやかなイケメン達というイメージでしたが、男組は無理な笑顔は作らず、踊らず、まさにロックを極めるような男臭くワイルドなイメージで売り出していました。その新しいジャニーズのイメージが当時の多くの女性の心を掴み、あっという間にトップアーティストとしてCD売り上げも人気も急上昇しました。

写真：こいもうさぎのブログ

メインボーカルは高橋和也と成田昭次でしたが、音程が安定し聞きやすい声色の高橋と、甘くハスキーな切ない高音の成田のハーモニーは絶妙で、アイドルという枠を超えてその歌唱力は大きく評価されていました。当時は音楽番組も多かったので、あちこちの音楽番組を引っ張りだこ、また当時はジャニーズとしては珍しかったバラエティーへも進出し、音楽番組で見せるかっこよさとは違った等身大の男子のかわいらしさや無邪気さを見せて、更にファンが増えました。順調に活動していた中、急に解散報道がありました。

写真：Melodic Hard Rock

 

解散報道

なぜ解散なのか様々なうわさは飛び交いましたが、その真相はわからずでした。順調だった活動はそこで終了、そのあとはソロとして歩んでいくことになりました。ジャニーズ事務所をすぐに辞めたメンバー、少し在籍したあと辞めたメンバー、今現在でもジャニーズに残っているメンバーもいます。解散してからも親交があったメンバー同士もいました。細々ながらそれぞれ活動を続けていた中、ある日成田昭次が逮捕されます。

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大麻容疑でした。成田はジャニーズを辞めた後、小さなライブ会場でライブを行ったりと音楽活動を続けていました。男組の時代からの根強いファンの応援もあり、CD発売なども実現したりもしました。しかし、思うような成果を上げたりは出来ないことがプレッシャーやストレスとなっていたのか、大麻というものを使用してしまうことになってしまうのです。
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噂ではコンビニでのアルバイトも行っていたということもあり、好きな音楽だけで食べていけるのは難しかったようです。逮捕後は執行猶予がついた判決となり、愛知の地元に帰って陶芸を学ぶということでした。その後の消息は分かっていませんが、またいつか４人の再結成が行われるのを待っているファンは少なくありません。